サイト内映画検索
  スペシャル レギュラー コラム お客様のこえ 試写会プレゼント 最新情報映画番組 視聴方法

コラム

連載快楽亭ブラック
「ホープさん サラリーマン虎の巻」 (ほーぷさん さらりーまんとらのまき)  監督:山本嘉次郎 出演:小林桂樹/高千穂ひづる/関千恵子/志村喬 1951年 掲載日2008年02月15日
東宝サラリーマン喜劇は、名優・小林桂樹の出世物語

 あっしが子供の頃は日本映画全盛期。邦画各社はそれぞれ得意なジャンルを持っていた。時代劇は東映、アクションは日活、メロドラマが松竹で、東宝はサラリーマン喜劇だった。東宝サラリーマン喜劇を一本の大長篇映画として考えると、小林桂樹の出世物語となる。即ち「ホープさん サラリーマン虎の巻」で新入社員となり、森繁久彌社長の「社長」シリーズで秘書となり「昭和ひとけた社長対ふたけた社員」で遂に社長まで出世したところでサラリーマン喜劇は終わったのだから。
 その記念すべきサラリーマン喜劇の始まり、「ホープさん」が放映され、85歳でまだ元気な小林桂樹が想い出を語ってくれるとあれば、映画ファンとしては見ずにはおけないではないか。
 余談だが、飲み屋でよく逢う奴にOという脚本家がいる(決して飲み友達ではない)。こ奴がいつか、「小林桂樹は大根だ」とぬかした時は、あっしは怒ったね。脚本家をしていて名優・小林桂樹の凄さが分からないとは、ざるバカ(すくいようのないバカ)だ。「裸の大将」の山下清「江分利満氏の優雅な生活」「軍閥」の東條英機等、実在の人物をクローン再生したかのように見事にコピーする凄さ。歴史上の人物を演じる時は血液型を調べて人物像を造っていくという。「仕掛人・藤枝梅安」で殺人シーンを撮り終えた後も藤枝梅安から抜け切れず、馴染みの居酒屋に行っても誰も怖がって声を掛けられなかったという名優だぞ、小林桂樹は!

→「ホープさん サラリーマン虎の巻」放送スケジュール ( 書き下ろし )

50音順リスト [あ行] [か行] [さ行] [た行] [な行] [は行] [ま行] [や行] [ら行] [わ行]

Copyright (C) Nihon Eiga Satellite Broadcasting Corp. All Rights Reserved.