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「飢餓海峡」
(きがかいきょう) 監督:内田吐夢 出演:三國連太郎/高倉健/左幸子/伴淳三郎 1965年
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掲載日2008年07月11日 |
名匠・内田吐夢監督が
名喜劇俳優・伴淳三郎を罵倒!?
伴淳三郎といえば「アジャパー」のギャグで人気者になり、「二等兵物語」「駅前」シリーズで知られる日本を代表する喜劇俳優だ。
名匠・内田吐夢はその伴淳を「飢餓海峡」で田舎のさえない刑事に起用した。伴淳にとって初のシリアスな役での大作出演だ。彼は乗りに乗ってこの役を演じた。
それが内田吐夢には気に入らなかった。その演技にスター意識が丸出しなのだ。そこで内田吐夢は、ロケ現場で、大勢のファンが見守る中であえて伴淳を罵倒した。「下手糞」「大根」「何十年も役者やっててそんな芝居しか出来ないのか!」「辞めてしまえ!」
「俺だって天下の伴淳だよ。何で人前であそこまで言われなきゃあいけないんだ」
伴淳は関係者にそうぼやいた。内田吐夢の前に出た伴淳はスター意識がかけらも無くなり、おどおどした。
それこそが内田吐夢の狙いだった。
そのおどおどしたところが、田舎刑事にぴったり重なったのだ。
それにしても監督という人種、役者に対してそこまで非情にならなければ、名作映画は撮れないんだねェ。
そんな内田吐夢が、この映画の主人公・犬飼多吉役の三國連太郎にはどういう演技指導をしたのか。三國連太郎インタビューも本編と共に楽しみだ。
私事だがこの3月、博多のホテルで三國連太郎の姿を見た。85歳とはおもえない程若々しかった。いつまでも頑張ってほしいものだ。
→「飢餓海峡」放送スケジュール
( 書き下ろし )
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