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「フラガール」
(ふらがーる) 監督:李相日 出演:松雪泰子/豊川悦司/蒼井優/山崎静代(南海キャンディーズ・しずちゃん) 2006年
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掲載日2008年08月29日 |
観る者を励まし力付けてくれる、
21世紀の日本映画を代表する名作
21世紀になってから世界でロクなことがないせいか、国民生活はまだ貧しかったけれどもその代わり、人々の心は豊かだった昭和がブームになっています。
昭和ブームに火を点けたのは『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』で、決定的にしたのは『三丁目の夕日』。でもあっしは『三丁目の夕日』は買いません。
CGが描く昭和30年代ってリアルにその時代を体験してきたあっしにとっては嘘っぽいから。
そこへいくと昭和40年を描いて大ヒットした『フラガール』が凄いのは、CGを使わずに見事にあの時代を描いていることだ。この映画が昭和30年代に撮られた映画だと言っても通用してしまう。これぞプロの仕事だ。
プロの仕事といえばフラダンス教師の松雪泰子、そして彼女に習う蒼井優の2人のフラダンスもまた見事。久し振りに金の取れる芸を見せてもらった。この女優根性は日本映画全盛期の名女優たちにはよくあったが、最近の女優に見せてもらえるとは思わなかった。
炭鉱の閉山にも負けず、みんなでアイデアを出し、みんなで力を合わせて一大リゾート地にして今も繁栄しているハワイアンセンターの物語は、製作された年よりも更に不況になっている今年に観直せば、以前よりもっと輝きを増し、観る者を励まし、力付けてくれる筈だ。21世紀の日本映画を代表する名作をお見逃しなく。
→「フラガール」放送スケジュール
( 書き下ろし )
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