日本映画専門チャンネル開局10周年特別企画 10月から3ヶ月連続でシリーズ全28作品 史上最強のハイビジョン ゴジラ完全放送

放送作品一覧

9月放送作品

東宝グループの現像所、東京現像所、そこで繰り広げられる職人たちの熱きドラマ・・・。
「劇場公開時の感動を届けたい」フィルムから放送用のテープになるまでの情熱と粘りの過程を一部特別にお見せいたします。

STEP1 フィルムチェック

原版(フィルム)

現像所では、気温や湿度などが厳重に管理された下で、数万巻のフィルムが保管されている。今回、日本映画専門チャンネルHDでのハイビジョン放送にあたって用意された「ゴジラ」のフィルムは、マスター・ポジ。世代的にはオリジナル・ネガの次。この情報量の多いフィルムが、様々な工程を経て、公開時の画質にどれだけ近づくか? すべては、ここから始まる。

まずは原版(フィルム)の状態を確認

大切に保管されているフィルムも長い年月が経つことで、プリント時に生じるキズ、褪色やフィルム・ベース素材の変質により劣化してしまうことも。そのフィルムが今どのような状態なのか? フィルムをデータ化するための機材にかけることができるか? 1ロールずつ人の目で確認。キズがついたコマやパーフォレーションが破損しているフィルムは手作業で修復し、大きな染みやカビはエタノールと綿棒でクリーニング。画質劣化を防ぐためにも、この段階で可能な限り画質を回復させることが重要だ。

破損箇所は人の手で補強

フィルムを送りながら、左手の感触でパーフォレーションが痛んでいる箇所を探すフィルム映像部の内山貞喜さん(左写真)。パーフォレーションとは、フィルムの両側に規則的にあいている引っ掛け穴のこと。この部分が欠けたままHDテレシネ機に通すと、フィルムがきれてしまう恐れがあるため、上写真のようなテープで補強する。

フィルムクリーニング

検査、補修が終わったフィルムはクリーニング機で、ゴミを洗い流す。フィルムに付着した脂を落とせる有機溶剤で洗浄。熱風をかけて一気に乾かす。フィルムの1ロール分のクリーニングも、わずか数分。

STEP2 HDテレシネ

フィルムをビデオフォーマットに変換

フィルムのままでは、その映画をテレビで放送することができない。そこで、フィルムをビデオ映像に変換する工程が踏まれることに。クリーニングしたフィルムを1ロールずつ、テレシネ用の装置にセット。光源装置から光をフィルムに当て、通過した光を撮像装置で読み取り映像信号に変換。ここで、どれだけ精度が高く、きめ細かい映像を取り込めるかが肝となる。東京現像所のテレシネ機は、イギリスの老舗シンテル社製。

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