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2018.09.18 【訃報】俳優の樹木希林さんが亡くなられました(享年75)

俳優の樹木希林さんが9月15日に亡くなられました。75歳でした。

1943年 東京神田生まれ。
1961年 高校卒業と同時に文学座付属演劇研究所に1期生として入所。
芸名を悠木千帆として、64年にTBSドラマ『七人の孫』に出演、たちまちお茶の間の人気者に。
以後、同局の演出家、久世光彦と組んだ『時間ですよ』(1970)、『寺内貫太郎一家』(1974)、『ムー』(1977)、
『ムー一族』(1978)に出演、卓抜なギャグを連発して怪女優ぶりを発揮しました。

映画デビューは1966年「殿方御用心」(土井茂監督)から。
「続・酔いどれ博士」(1966・井上昭監督)、「男はつらいよ フーテンの寅」(1970・森崎東監督)、
「悪名 縄張荒らし」(1974・増村保造監督)などに出演後、1977年にチャリティー番組がきっかけで、芸名を樹木希林に改名。
以降、「はなれ瞽女おりん」(1977・篠田正浩監督)、「トラック野郎・突撃一番星」(1978・鈴木則文監督)
「神様のくれた赤ん坊」(1979・前田陽一監督)など、助演で強烈な印象を残しました。

吉永小百合と共演したNHKドラマ「夢千代日記」(1981)は好評を博し、続編(1982)・新編(1984)、また
1985年の映画「夢千代日記」(浦山桐郎監督)や舞台「夢千代日記」にも出演。
これ以降、「玄海つれづれ節」(1986年・出目昌伸監督)、「つる」(1988・市川崑監督)、「夢の女」(1993・坂東玉三郎監督)など、
吉永小百合主演映画に多く出演しました。
1985年、NHKドラマ『はね駒』で芸術選奨文部大臣賞受賞。

1990年代もドラマや舞台、映画「大誘拐 RAINBOW KIDS」(1990・岡本喜八監督)や「いつかギラギラする日」(1995・深作欣二監督)
などで活躍を続けましたが、病を得た2000年代以降は映画に足場を置くようになり、
2007年の「東京タワー、オカンとボクと、時々、オトン」(松岡錠司監督)での母親役が絶賛され、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞ほか多数の映画賞を受賞。
「歩いても 歩いても」(2007)で初めて是枝裕和監督の映画に出演してから、「奇跡」(2011)、「そして父になる」(2013)、「海街diary」(2015)、「海よりもまだ深く」(2016)、そしてカンヌ映画祭最高賞に輝いた「万引き家族」(2018)と、是枝作品になくてはならない存在となりました。

2010年「悪人」(李相日監督)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞、2012年「わが母の記」(原田眞人監督)で2度目の日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。元ハンセン病の患者役を演じた主演作「あん」(2015年・河瀬直美監督)では深い感動を巻き起こしました。

「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」(2013)、「人生フルーツ」(2017)でのナレーションなど、
東海テレビ制作のドキュメンタリーにも多数出演されていました。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

日本映画専門チャンネルでは、下記の樹木希林さんの出演映画を放送いたします。

続・酔いどれ博士」9/21(金)7:00~ 他
大誘拐 RAINBOW KIDS」9/26(水)16:50~ 他
あん」9/29(土)8:00~
海よりもまだ深く」10/3(水)23:20~ 他
悪名 縄張荒らし」10/5(金)7:00~ 他
海街diary」10/7(日)11:20~ 他

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