3ヶ月連続 「無頼」シリーズ一挙放送

1967年から1969年にかけて、6作品がつくられた渡哲也主演による日活ヤクザ映画、「無頼」シリーズ。
ベストセラーになっていた、元暴力団幹部の作家・藤田五郎による自伝的小説「無頼 ある暴力団幹部のドキュメント」を原作とした人気シリーズを3ヶ月にわたって一挙放送!

金曜午後5時30分 ほか

スカパー!キャンペーンバナー スカパー!キャンペーンバナー
無頼 黒匕首
放送日:8月4日、8月14日、8月27日、9月27日
1968年・カラー    原作:藤田五郎(或る暴力団幹部のドキュメント「無頼」)   監督:小沢啓一   脚本:池上金男  
出演:渡哲也/松原智恵子/川地民夫/北林早苗/葉山良二/田中邦衛/青木義朗/中谷一郎/露口茂  

かつて死なせた恋人に瓜二つの女性と出逢い五郎が苦悶するシリーズ5作目。米軍基地の街・立川を舞台にしており、戦闘機の轟音が背景に流れるなど時代色が強く感じられる一作。抗争に巻き込まれ、恋人の由利(松原)を犠牲にしてしまった五郎(渡)はヤクザから足を洗い砂利現場で働く。現場で事故が起こり、ケガをした五郎は看護婦の志津子(松原・二役)から手当てを受ける。由利にそっくりの志津子に衝撃を受ける五郎だが…。

「無頼 黒匕首」(C)日活
無頼・殺せ
放送日:8月11日、8月16日、8月27日、9月28日
1969年・カラー    原作:藤田五郎   監督:小沢啓一   脚本:池上金男/永原秀一  
出演:渡哲也/松原智恵子/江原真二郎/野添ひとみ/須賀不二男/郷鍈治/水島道太郎  

ヤクザに嫌気のさした五郎の苦悩に焦点を当てるシリーズ最終作にして傑作。冒頭の天ぷら屋での乱闘シーンから、終盤のゴーゴー喫茶での内田裕也とフラワーズの生演奏まで見どころ多数。組の若い衆から尊敬される存在にまでなった五郎(渡)だが、内心ヤクザ稼業には嫌気がさしていた。旧知の仲の守山(江原)と再会した五郎は守山家へ寄宿する。その義妹・弓子(松原)と好意を寄せ合うが、ある日、守山を助けようとした五郎は銃撃される。

「無頼・殺せ」(C)日活
「無頼」より 大幹部
放送日:8月6日、8月9日、9月1日、9月8日
1968年・カラー    原作:藤田五郎(或る暴力団幹部のドキュメント「無頼」より)   監督:舛田利雄   脚本:池上金男/久保田圭司  
出演:渡哲也、松原智恵子、川地民夫、藤竜也 、浜田光夫  

実在する暴力団幹部、藤田五郎の自伝を原作にした実録タッチのヤクザもの。ヤクザながら繊細な主人公を渡哲也が演じてシリーズ化され、以降の日活ニューアクションに多大な影響を与えた作品。昭和30年代。ヤクザの五郎(渡)は恩義ある水原一家のため、敵対する上野組の殺し屋・杉山を刺す。3年後、出所した五郎はチンピラに絡まれる家出娘の雪子(松原)を助けて惚れられる。水原組にも温かく迎えられ、新生活が始まるが…。

「「無頼」より 大幹部」(C)日活
大幹部 無頼
放送日:8月6日、8月9日、9月8日、9月15日
1968年・カラー    原作:藤田五郎(或る暴力団幹部のドキュメント「無頼」より)   監督:小沢啓一   脚本:池上金男/久保田圭司  
出演:渡哲也、松原智恵子、田中邦衛、芦川いづみ、二谷英明  

堅気になった五郎が再び“人斬り五郎”へと戻る「無頼」シリーズ第2弾。「『無頼』より 大幹部」で助監督を務めた小沢啓一の監督デビュー作。前作のラストからつながる続編形式で、渡哲也以下キャストも続投。青森へ逃がした雪子(松原)と夢子(松尾)を追って弘前へやって来た五郎(渡)。しかし夢子は病に倒れ、雪子は必死に働いていた。過去を捨てた五郎は荷役人として人生を再出発するが、その腕を見込んだ地元のヤクザから声がかかる。

「大幹部 無頼」(C)日活
無頼非情
放送日:8月10日、8月13日、9月4日、9月15日、9月22日
1968年・カラー    原作:藤田五郎(或る暴力団幹部のドキュメント「無頼」より)   監督:江崎実生   脚本:山崎厳/江崎実生  
出演:渡哲也/松原智恵子/扇千景/和田浩治/名和宏/玉川伊佐男/葉山良二/渡辺文雄/高品格  

設定を一新し、“人斬り五郎”が未亡人を連れて旅をするシリーズ3作目。日活ニューアクションの名手、江崎実生が監督。前2作のヒロイン松原智恵子も新たな役柄で登場する。ヤクザ沢田(葉山良二)の借金を取り立てに地方都市へ来た五郎(渡哲也)だが、沢田の病身の妻・亜紀(扇千景)に同情して見逃そうとする。しかし沢田は鉄砲玉に刺され、亜紀を五郎に託し息絶える。亜紀を連れて逃亡の旅に出る五郎だが、彼を逆恨みする沢田の弟・健二(和田浩治)が追う。

「無頼非情」(C)日活
無頼 人斬り五郎
放送日:8月14日、8月20日、9月22日、9月29日
1968年・カラー    原作:藤田五郎(或る暴力団幹部のドキュメント「無頼詩集」より)   監督:小沢啓一   脚本:池上金男/小沢啓一  
出演:渡哲也/松原智恵子/小林千登勢/小池朝雄/藤竜也/南原宏治/佐藤慶  

死んだ弟分の姉を捜す五郎が温泉町で騒動に巻き込まれるシリーズ4作目。傑作といわれる2作目「大幹部 無頼」の小沢啓一監督を再び起用したハードボイルド色の強い作品。出入りがもとで刑務所に入った五郎(渡哲也)と弟分の林田(藤竜也)。姉しのぶ(小林)を五郎に頼むと言い残して林田は獄中死し、出所した五郎は林田の故郷を訪れる。ホテルのボイラーマンとして働きながらしのぶの行方を捜す五郎は、しのぶが赤線で身を売っていると知る。

「無頼 人斬り五郎」(C)日活