2ヶ月連続企画 地方局ドキュメンタリー傑作選 2ヶ月連続企画 地方局ドキュメンタリー傑作選

丹念かつ長期的な取材によって、その地域に潜む問題や地域に住む人々を克明に映し出す、地方局制作のドキュメンタリー。
近年そういった地方局ドキュメンタリーの映画化・劇場公開がドキュメンタリーシーンを賑わせています。
地域を見つめ、人を見つめ、日本を見つめた地方局ドキュメンタリーは、いずれも高い評価を受け、熱い支持を集めるものばかり。

日本映画専門チャンネルでは、今回2ヶ月連続企画として、珠玉の9作品を特集放送。
いずれも地域に根差した地方テレビ局だからこそつくることのできた、稀有なドキュメンタリーです。
是非ご覧ください。
3月28日(月)~31日(木)
 連日深夜12時スタート

大人気ドキュメンタリーも放送中!ぼけますから、よろしくお願いします。大人気ドキュメンタリーも放送中!ぼけますから、よろしくお願いします。
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3月放送

テレビ岩手「山懐に抱かれて」

(2019) TV初
  • 監督: 遠藤隆
    ナレーション:室井滋

「みんなが幸せになる、おいしい牛乳をつくりたい」と、山の牧場を切り拓く、父と、母と、7人の子どもたち。美しくも厳しい岩手の自然を背景に綴る、酪農大家族の24年間。
岩手県下閉伊郡田野畑村に暮らす、5男2女・9人の酪農大家族。一家が営むのは、一年を通して山に牛を完全放牧し、大地に生えるシバと自前で栽培する牧草だけを餌に牛を育てる“山地酪農”。自然の営みのなかから生み出される、その理想の酪農の実現を胸に、大学卒業後この地に移住した父・公雄は、山を切り開き、シバを植え、牧場を育ててきた。
プレハブの家でのランプ生活が続くなか授かった7人の子どもたちは、父の背中を追うように牧場を元気にかけまわり、手伝いをし、すくすくと育っていく。一方、自然とともに歩む“山地酪農”ゆえの課題は、次々と一家の暮らしの前に立ちはだかる。
平成30年度(第73回)文化庁芸術祭賞テレビ・ドキュメンタリー部門優秀賞を受賞。

テレビ長崎「五島のトラさん」

(2016)
  • 監督:大浦勝
    語り:松平健

五島列島で製麺業を営む9人家族の22年に密着し、普遍的な“家族の幸せ”を描く。
テレビ長崎の大浦勝監督が、五島列島でうどんの製麺業を営む犬塚虎夫さん夫婦と7人の子ども達を22年間という長きにわたって撮り続けたドキュメンタリーの劇場版。子どもの成長、結婚、出産、帰郷、別れ—といった普通の家族の営み、そして住んでいる地域でどう暮らしていくか?が丹念に描かれる。2015年のFNSドキュメンタリー大賞を受賞。

チューリップテレビ「はりぼて」

(2020)
  • 監督:五百旗頭幸男、砂沢智史

報道によって人の狡猾さを丸裸にさせた、今の政治を抉るドキュメンタリー。
保守王国・富山県の事例を軸に、政治の根深い腐敗に迫るドキュメンタリー。考え抜いた編集や音楽の使い方でユーモアが醸し出されるほど、政治家の不正など実態の深刻さがシニカルに強調される意欲作。2016年、富山市議会で、自民党の重鎮が政務活動費の不正を認め辞任したのを機に、半年間で14人の議員が辞職。その後も報道を続ける地元のチューリップテレビは、政治家の非常識な姿や人間味のある滑稽さ、『はりぼて』を目のあたりにしていく。しかし、『はりぼて』は記者たちのそばにもあった…

東海テレビ「さよならテレビ」

(2020)
  • 監督:圡方宏史

今、テレビの現場で、なにが起きているのか? 東海テレビドキュメンタリー劇場第12弾。
数々の話題作を手掛ける東海テレビが、テレビの現場を生々しく捉える意欲作。タブー視されがちな題材にも踏み込んできた製作陣が集結し、身内批判にもなりかねない主題に大胆に迫る。2016年某日、ディレクターの圡方は自社報道部にカメラを入れるが、困惑する同僚らに取材を拒否される。中断から2か月後、取り決めを設けて撮影を再開する中で、報道に携わる記者やアナウンサー、派遣社員の現実や苦悩が浮かび上がる。

テレビ岩手「たゆたえども沈まず」リピート

(2021)
  • 監督:遠藤隆
    ナレーション:湯浅真由美

未曾有の災害をもたらした東日本大震災。テレビ岩手のカメラが被災地とそこに暮らす人々を撮り続けた10年間の記録。
未曾有の被害をもたらした東日本大震災からの10年間を映す、激動の記録。震災直後より状況を報道し続けたテレビ岩手が、1850時間に及ぶ映像の中から、復興途上でも懸命に生きる人々に光を当て、後世に伝えるべく紡ぐ渾身作。惨状の中でもカメラを廻し、被災者の声を届け続けた当時の映像に加え、震災前日に妊娠が発覚した双子の成長や、手紙を書き続けた消息不明の夫の死亡届を提出するに到った妻の思いなど、10年の変遷を追う。

テレビ静岡「イーちゃんの白い杖」リピート※本作はオープンキャプション/UDCast対応で放送します。

(2019)
  • 監督:橋本真理子
    語り:春風亭昇太

全盲の姉と重度障がいの弟。互いを見たことがない二人と、二人を支える家族を20年間にわたって追い続けたドキュメンタリー。
生まれつき全盲の姉と重度の障害と闘う弟と、その家族の20年間を映し出す。テレビ静岡制作の二つの番組を基に映画化し、両親や祖父母に支えられ数々の困難に立ち向かう姉弟の軌跡を丹念に描く。イーちゃんこと小長谷唯織さんは、静岡盲学校で白い杖の使い方や点字を学び健やかに成長するも、いじめなどを経験し、自殺を考えるほど悩み抜く。そんな時でも、食事も歩行もままならない2歳下の弟・息吹くんの笑顔に励まされ、逆境に対峙していく。

※UDCast(ユーディーキャスト)とは、スマートフォンを使って字幕や手話の表示、音声ガイド再生などを行うことのできる無料アプリケーションです。詳しくはこちらをご参照ください。
https://udcast.net/5565/

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放送終了作品

テレビ新潟「夢は牛のお医者さん」

(2014)  BS・CS初
  • 監督:時田美昭
    ナレーション:横山由依

新潟県の山あいにある小さな小学校に3頭の子牛が”入学”した。夢を追った少女の26年間に密着。
新潟県の小学校での体験を機に、獣医を志す少女の26年間の歩みを見つめる。新潟の地方局制作のTV番組ながら、夢を一途に追う少女の姿が全国放送で反響を呼び、映画化に到った逸品。昭和62年、過疎化の進む新潟県の小学校に通う高橋知美さんは、子牛を育てる飼育体験を機に、獣医の道を決意。親元を離れて高校に通う彼女は、猛勉強の末に家畜の獣医となるが、家畜を取り巻く厳しい現実と向き合いながら、医師として奮闘を続ける。

南海放送「放射線を浴びた[X年後]」

(2012)
  • 監督:伊東英朗
    ナレーション:鈴木省吾

アメリカのビキニ水爆実験が与えた、知られざるその後の影響を明らかにしたドキュメンタリー。
米国によるビキニ水爆実験の、日本に及ぶ知られざる実態に光を当てる。愛媛県松山市の南海放送が制作し、後に全国放送もされ数々の賞を受賞した番組に、新たな映像を追加して映画化し、大いに反響を呼んだ話題作。高知県の港町で、ビキニ水爆実験当時に同じ海で操業していた地元の被災漁民に聞き取りを続ける、教師や高校生の調査団。彼らに8年にわたり取材を重ねるうちに、第五福竜丸以外の深刻な被曝の事実が明らかにされていく。

南海放送「放射線を浴びた[X年後]2」

(2015)
  • 監督:伊東英朗
    ナレーション:鈴木省吾

アメリカの水爆実験が日本にもたらした影響を取材して話題を集めたドキュメンタリー「放射線を浴びたX年後」の続編。
核実験の封印された真実を紐解き、評判を呼んだドキュメンタリーの第2弾。前作発表後も取材を継続してきた伊東英朗監督が、前作の反響も踏まえて、さらに深く核の恐怖の真相に切り込んでいく意欲作。前作を観た川口美砂さんと和気一作さんは、故郷の高知県室戸市で漁師をしていた父の早すぎる死に疑問を抱く。一方、放射線防護学の専門家を伴う取材チームは、1950年代当時に雨水に高い放射性物質が測定された地域の土壌調査に赴く。

「山懐に抱かれて」©2021テレビ岩手、「五島のトラさん」©テレビ長崎、「はりぼて」©チューリップテレビ、
「さよならテレビ」©東海テレビ放送、「たゆたえども沈まず」©2021テレビ岩手、
「イーちゃんの白い杖」©テレしず、「夢は牛のお医者さん」©TeNY、「放射線を浴びた[X年後]」©南海放送、
「放射線を浴びた[X年後]2」©南海放送