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三宅唱 SHO MIYAKE

1984年、北海道生まれ。初長編作品『やくたたず』(2010)を制作した後、2012年劇場公開第1作『Playback』を監督。第65回ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門に正式出品されたほか、国内外の映画祭で絶大な支持を得る。2014年にはヒップホップユニットSIMI LABのOMSBやTHE OTOGIBANASHI'SのBimたちが新曲を完成させるまでの2日間を追ったドキュメンタリー『THE COCKPIT』を発表。ほかに『無言日記』(boidマガジンにて連載中)など。共著に『森﨑東党宣言!』(インスクリプト)。雑誌「POPEYE」にて映画評「IN THE PLACE TO C」を連載中。今後、佐藤泰志原作『きみの鳥はうたえる』の映画化も控える。

三宅唱監督作品7月29日(土)深夜1時から3作品一挙放送

  • 作品タイトル
  • 禁じられた日本地図を巡る、男たちの静かなる追走劇

    密使と番人(2017)チャンネルオリジナル作品

    監督:三宅唱
    脚本:三宅唱/松井宏
    出演:森岡龍、渋川清彦、石橋静河、井之脇海、足立智充、柴田貴哉、嶋田久作
    音楽:OMSB/Hi'Spec

    時代劇専門チャンネル、日本映画専門チャンネル、気鋭の若手監督・三宅唱がタッグを組み、まったく新しいオリジナルドラマを制作!幕府管理下の日本地図を巡る、男たちの静かなる追走劇。
    十九世紀はじめ、鎖国下の日本。開国を望む蘭学者の一派が、幕府管理下にある日本地図の写しを密かに完成させる。彼らはオランダ人にその地図の写しを渡すため、若い蘭学者の道庵(森岡龍)を密使として送る。身を潜めながら、人気のない冬の山を進む道庵だが、高山(渋川清彦)をはじめとするその山の番人たちは、幕府が手配した道庵の人相書を手に山狩りを始めていた…。
    ※時代劇専門チャンネルでも同時放送

  • 作品タイトル
  • ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門に正式出品された劇場デビュー作

    Playback(2012)未ソフト化

    監督・脚本・編集:三宅唱
    出演:村上淳、渋川清彦、三浦誠己、渡辺真起子、河井青葉

    40歳を目前にして人生に行き詰った俳優が、これまで生きてきた道を辿り直すことで再生してゆく姿を、美しいモノクローム映像と緻密な構図で描き出す劇場公開第1作。
    現在と過去が交錯し反復される、映画というものを再発見させるような世界観をつくりだし、国内外の評論家や多くの映画ファンの注目を集めた。2012年の公開以来、現在でも35ミリフィルムによる上映が定期的に行われている傑作。

  • 作品タイトル
  • 北海道の荒野を背景に、男子高校生たちの姿を見つめた長編処女作

    やくたたず(2010)未ソフト化

    監督・脚本・撮影・編集:三宅唱
    出演:柴田貴哉、玉井英棋、山段智昭、櫛野剛一

    一面雪に覆われた北海道を舞台に、3人の男子高校生の一瞬一瞬をザラついたモノクロームで捉えた青春群像。高校卒業を間近に控えた男子高生3人は、地元の先輩が勤める防犯警備会社に通い始める。無為に過ごす時間を抜け出し、なんとか仕事の役に立とうと車の運転を教えてもらうのだが…。
    村上淳が本作に惚れ込んだことにより「Playback」が生まれた、という逸話のある1本。

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濱口竜介 RYUSUKE HAMAGUCHI

1978年、神奈川県生まれ。
2008年、東京藝術大学大学院映像研究科の修了制作『PASSION』がサン・セバスチャン国際映画祭や東京フィルメックスに出品され高い評価を得る。
その後も日韓共同製作『THE DEPTHS』(2010)がフィルメックスに出品、東日本大震災の被災者へのインタビューから成る『なみのおと』『なみのこえ』、東北地方の民話の記録『うたうひと』(2011~2013、共同監督:酒井耕)、4時間を超える長編『親密さ』(2012)を監督する等、地域やジャンルをまたいだ精力的な制作活動を続ける。
そして2015年、市民参加による「即興演技ワークショップ in Kobe」から誕生し、主人公4人の女性たちをはじめ、ほとんどの登場人物を演技未経験者がつとめた5時間超えの大作『ハッピーアワー』を発表。海外で複数の映画賞に輝くほか、キネマ旬報日本映画ベスト・テンで第3位に入る快挙を達成した。

濱口竜介監督作品

  • 作品タイトル
  • 公開から約一年経った現在でも全国の劇場で上映され続ける、恐るべき傑作。

    ハッピーアワー(2015)未ソフト化

    7月30日(日)よる11時50分

    監督:濱口竜介
    脚本:はたのこうぼう(濱口竜介、野原位、高橋知由)
    出演:田中幸恵、菊池葉月、三原麻衣子、川村りら

    ワークショップで見出された、演技経験のない4人の女性たちが2015年のロカルノ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞し、世界的にも大きな話題となった一作。濱口竜介監督の5時間を超える超大作。30代後半のどこにでもいる普通の女性たち4人が、それぞれの家庭や仕事、人間関係の中で不安や悩みを抱えつつ生きていく様を、緊張感あふれるドラマとして見事に表現している。ロカルノでは脚本スペシャル・メンションも受賞。ほかにフランスのナント三大陸映画祭「銀の気球賞」(準グランプリ)と観客賞を受賞した。バツイチの看護師あかり(田中)、中学生の母の桜子(菊池)、仕事も夫婦関係も順調そうな芙美(三原)、夫と二人暮らしの純(川村)は、境遇は違えど固い友情を育んでいたが、ある秘密が各々に波紋を投げかける。

  • 作品タイトル
  • 実際の舞台の上演を記録した4時間超えの渾身の一作。

    親密さ(2012)未ソフト化

    7月24日(月)深夜2時25分

    監督・脚本:濱口竜介
    出演:平野鈴、佐藤亮、伊藤綾子、田山幹雄、手塚加奈子

    『親密さ』という舞台の本番までを追う前半と、実際の公演の後半の二部構成で、虚実を交錯させ映す。映画の枠組みに揺さぶりをかける濱口竜介が監督する映画パートと、彼の講義を受けた生徒の手による演劇パートが独立しつつ呼応し、様々な思索へと導いていく。『親密さ』の上演を間近に控える令子(平野)は、同棲する恋人でもある良平(佐藤)と演出を手掛けていたが、稽古場や私生活で数々のハプニングに見舞われる中で、二人の関係にも変化が生じていく。

  • 作品タイトル
  • 結婚を間近に控えた一組のカップル。仲間を祝うパーティーの席上で、期せずして男の過去の浮気が発覚する―。

    PASSION(2008)

    7月25日(火)深夜3時45分

    監督・脚本:濱口竜介
    出演:河井青葉、岡本竜汰、占部房子、岡部尚、渋川清彦

    本音と建前が入り混じる膨大な量の台詞、独特のリズムを生むカッティングなど、その後の濱口監督を特徴づける稀有な才能が早くも炸裂した1本。30歳を目前にした大学時代の同級生数人が久々に集まる。あるカップルはその席上で結婚を発表するが、期せずして男の過去の浮気が発覚。浮気相手はその場にいた別の男とも関係を持っていたことがわかり…。人生の転機を迎えた6人の男女の人間関係の深みをあぶりだす。濱口竜介の名を世界に知らしめた記念碑的作品。

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深田晃司 KOJI FUKADA

1980年、東京都生まれ。
大学在学中の1999年に映画美学校フィクションコース入学。長・短編3本を自主制作した後、2005年に平田オリザが主宰する劇団「青年団」に演出部として入団。2006年、『ざくろ屋敷』を発表し、パリ第3回KINOTAYO映画祭ソレイユドール新人賞を受賞。
2008年、『東京人間喜劇』を発表、ローマ国際映画祭、パリシネマ国際映画祭他に選出。
2010年、『歓待』が東京国際映画祭日本映画「ある視点」作品賞、プチョン国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞。2013年、『ほとりの朔子』でナント三大陸映画祭グランプリ&若い審査員賞をダブル受賞。2015年、『さようなら』が東京国際映画祭メインコンペティション選出。2016年、マドリード国際映画祭にてディアス・デ・シネ最優秀作品賞を受賞。そして長編5作目となる最新作『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞する快挙を成し遂げた。

深田晃司監督作品

  • 作品タイトル
  • 東京国際映画祭日本映画「ある視点」部門で作品賞を受賞した話題作のディレクターズカット版

    歓待1.1(2013)

    7月31日(月)深夜1時

    監督・脚本・編集:深田晃司
    出演:山内健司、杉野希妃、古舘寛治、ブライアリー・ロング

    東京国際映画祭日本映画「ある視点」部門作品賞ほか数々の映画賞で評価され、深田晃司監督が一躍注目を集めた「歓待」のディレクターズカット版。本作のプロデューサーも兼ねる若き国際派女優・杉野希妃と、平田オリザ率いる青年団の演技派俳優たちによるブラックなユーモア漂う風刺劇。とある家族が、突然の異端者の出現によってそれまでの平和な日常をかき乱されていくさまを描く。東京の下町で印刷所を経営する幹夫(山内)は、若い後妻の夏希(杉野)や前妻の娘らと、つましくも平穏に暮らしていたが、以前世話になった資産家の息子を名乗る風変わりな男を家に上げた日から、幸福に陰りが見え始める。 ※本作は英語字幕付きでの放送となります。

  • 作品タイトル
  • 地域映画の枠に止まらない不思議な世界観と物語性が見事な小品

    いなべ(2014)

    7月31日(月)深夜2時45分

    監督・脚本:深田晃司
    出演:松田洋昌(ハイキングウォーキング)、倉田あみ、伊藤優衣、鈴木Q太郎(ハイキングウォーキング)

    深田晃司が2013年の第5回沖縄国際映画祭の「地域発信型プロジェクト」で上映される「地域発信型映画」の1作品として、三重県いなべ市の人々とともに作り上げた短編作品。主演はお笑いコンビ「ハイキングウォーキング」の松田洋昌と元宝塚の女優・倉田あみ。養豚場で働く智広(松田)のもとに、姉の直子(倉田)が赤ちゃんを連れて17年ぶりに帰ってくる。理由をたずねても素っ気ないだけの直子だったが、ある日突然、子どもの頃に2人で埋めた「何か」を掘り起こしに行こうと言いだす。

「密使と番人」©時代劇専門チャンネル・日本映画専門チャンネル、「Playback」©2012 Decade, Pigdom、「やくたたず」©MIYAKE Sho、「ハッピーアワー」© 2015 KWCP、「親密さ」©ENBUゼミナール、「PASSION」©東京藝術大学大学院映像研究科、「さようなら」‹R-15›© 2015 「さようなら」製作委員会、「歓待1.1」© 2010 hospitalité film partners、「いなべ」©「いなべ」制作委員会、「ニッポン・サポート・センター」©T.Aoki