今年の8月に没後30年を迎える映画監督・五社英雄。
テレビの演出家としてそのキャリアをスタートし、新たな殺陣を探求した『三匹の侍』でその名を世に知らしめ、
初のフジテレビ製作映画『御用金』『人斬り』でヒットを生み出し、
後年は『鬼龍院花子の生涯』や『極道の妻たち』といった格調高く・女性の色気と情念の渦巻く世界観を
映し出してきた。
日本映画専門チャンネルでは2ヶ月にわたり、東映チャンネルとの共同企画として五社英雄監督の東映作品を特集。
両チャンネルあわせて東映での全監督作品を放送いたします。
『鬼龍院』以降の、美しく気高く、情念に満ちた世界をご堪能ください。
さらに、姉妹チャンネルの時代劇専門チャンネルでは、五社英雄の映画監督デビュー作「三匹の侍(映画)」を放送!
「鬼龍院花子の生涯」
(1982年)監督:五社英雄 原作:宮尾登美子 脚本:高田宏治
出演:仲代達矢、夏目雅子、岩下志麻、仙道敦子、佳那晃子、新藤恵美、室田日出男、夏木勲
宮尾登美子の同名小説をスケール豊かに映画化。夏目雅子の「なめたらいかんぜよ!」の台詞が公開当時大流行した五社監督の代表作。
侠客・鬼龍院政五郎と彼を取り巻く女たちの凄まじくも絢爛たる愛憎劇を描く任侠超大作。
「陽暉楼」
(1983年)監督:五社英雄 原作:宮尾登美子 脚本:高田宏治
出演:緒形拳、池上季実子、浅野温子、丹波哲郎、倍賞美津子
「鬼龍院花子の生涯」で好相性を見せた、宮尾登美子・五社英雄の名コンビによる文芸ロマン大作。
高知の花柳界を生きる女たちの渾身のバトルを通し、意地と誇りをリアルに描出。
「櫂」
(1985年)監督:五社英雄 原作:宮尾登美子 脚本:高田宏治
出演:緒形拳、十朱幸代、石原真理子、草笛光子
大正から昭和初期までの高知を舞台に、女衒の男とその妻の波瀾と苦悩とを描く。
「鬼龍院花子の生涯」「陽暉楼」に続き、宮尾登美子原作の文芸巨篇を映画化した”高知三部作”の第三作。
「吉原炎上」
(1987年)監督:五社英雄 原作:斎藤真一 脚本:中島貞夫
出演:名取裕子、かたせ梨乃、藤真利子、西川峰子
斎藤真一の「絵草紙・吉原炎上」をベースに、吉原遊郭で生きる花魁たちの生き様を描いた超豪華文芸大作。
吉原遊郭を完全再現した豪華絢爛なセットには、総額1億2000万円もの製作費がかけられたといわれる。
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「鬼龍院花子の生涯」、「陽暉楼」、「櫂」、「吉原炎上」
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