予期せぬトラブルに次々と襲われる結婚式の行方を、コミカルに綴る群像劇。名脚本家でもあるバカリズムと、共感を得る作品で人気の大九明子監督が組み、豪華俳優陣の意外な魅力が炸裂する注目作。ウエディングプランナーの中越（篠原涼子）らの支えを得て、新郎新婦の彰人（中村倫也）と遥（関水渚）は結婚式当日を迎えるが、スピーチに全霊で挑む財津（高橋克実）や紹介VTR撮影に映画愛を注ぐ相馬（中尾明慶）ら参列者の想いが暴走し、式は思わぬ展開に。

米花町の銀行に保管されているチェリーサファイアという大変貴重な宝石を狙うルパン三世からの予告状が届いたことから、ICPOの銭形警部と警視庁の目暮警部は協力体制を敷く。その頃江戸川コナンら少年探偵団は、来日した海外の超人気アイドル・エミリオと美人マネージャー・クラウディアに釘付けになっていた。そんな中、ルパンの相棒・次元大介がエミリオのボディーガードについているのを見つけたコナンは、ルパンらが何か企んでいることを察知する。

黒澤明監督「生きる」（52）を、同時代の英国を舞台にリメイクした注目作。ノーベル賞作家のカズオ・イシグロが脚色し、共鳴するオリジナルへ畏敬の念を込めつつ英国ならではの特色も盛り込み、新鮮な感慨を生む逸品。1953年のロンドン、役所で淡々と仕事をこなしてきたウィリアムズ（ナイ）は、余命半年の宣告を受けたのを機に人生を見つめ直し、かつての部下・マーガレット（ルー・ウッド）に背中を押され、地域の母親らの願いを叶えるべく奔走する。

中島みゆきの名曲『糸』をモチーフに、運命に引き離された男女が、それぞれに平成の時代を生き、やがて再びめぐり逢うまでの長い道のりを菅田将暉と小松菜奈の主演で映画化した感動ラブストーリー。平成元年生まれの高橋漣（菅田将暉）と園田葵（小松菜奈）は、13歳の時に運命の出会いを果たす。互いに愛し合い、駆け落ちまで決行する２人だったが、すぐに大人たちによって引き離され、そのまま離ればなれに。８年後、友人の結婚式で再会した二人は、既に別々の人生を歩み始めていることを確認しただけで終わる。もう決して交わることはないと思われた２人だったが…。

木村拓哉が破天荒な検事を演じて高視聴率を記録したテレビドラマの劇場版第１作。レギュラー・キャストに加え、松本幸四郎、森田一義（タモリ）、イ・ビョンホンなど豪華競演が実現。ＴＶシリーズ後に放映されたスペシャル版の後日談となり、東京へ戻ってきた久利生公平がいつもの面々と共に巨大な陰謀がうごめく難事件に挑んでいく。ある傷害致死事件を任される検事の久利生（木村）。しかし初公判で被告は一転して無罪を主張し、法廷を混乱に陥れる。この裏には政界の贈収賄事件が絡んでいるらしく、解決のヒントが韓国にあると知った久利生は、事務官の雨宮（松）と釜山を訪れる。

木村拓哉が型破りな検事を演じる伝説の人気ＴＶドラマシリーズの劇場版第2弾で、2015年実写日本映画No.1大ヒット作品となった超話題作。一つの交通事故の真相を巡り、大使館という捜査権の及ばない大きな壁にぶち当たった久利生公平と東京地検城西支部の面々の奮闘を描く。共演は北川景子、杉本哲太、松重豊らＴＶ版第２シーズンのレギュラー陣のほか、シリーズ初参加の大倉孝二、佐藤浩市。また、ＴＶ版第１期のヒロイン、松たか子も再登場する。ネウストリア公国大使館の裏通りで起きた交通事故。運転手の取り調べを始めた東京地検城西支部の久利生公平検事（木村）と事務官・麻木千佳（北川）の前に、かつて久利生の事務官を務めていた雨宮舞子（松）が現れる。

“赤ちゃんポスト”を介し出逢った男女の、理想の養父母探しの旅を追う群像劇。国際的に評価される是枝裕和監督が、豪華俳優陣と初の韓国映画に挑み、カンヌ国際映画祭ではソン・ガンホの主演男優賞など2冠を獲得。借金苦のサンヒョン（ソン・ガンホ））は、育児困難な赤ん坊を預ける“赤ちゃんポスト”の施設で働くドンス（カン・ドンウォン））と結託し、里親を探し謝礼を頂く裏稼業をしていたが、我が子を取り戻しに来たソヨン（イ・ジウン）を、悪事を隠すべく親探しに同行させることに。

東都新聞の吉岡（ウンギョン）は、大学新設計画の極秘情報を暴露する匿名ファックスを調査し内閣府の某人物に行き着くも、彼は程なく自殺。一方、内閣情報調査室勤務の杉原（松坂）は政権に不都合な報道を操作する日々に嫌気がさすが、尊敬する元上司の自殺に疑念を抱く。

戦後もシベリアに抑留されるも、仲間を励まし懸命に生きた男性の実話を映画化。辺見じゅんのベストセラー小説を基に、戦争に翻弄されつつも、生を諦めなかった男たちの友情を丹念に描いた、ロングランヒット作。第二次大戦後、不可解なスパイ容疑で収容所に抑留された幡男（二宮和也）は、心に傷を負う松田（松坂桃李）や軍人気質の抜けない相沢（桐谷健太）らを鼓舞し、妻のモジミ（北川景子）や子どもらとの再会を夢見て過酷な日々に耐えていたが、病魔に襲われる。

人気作家・池井戸潤の、TVドラマ化もされた同名ベストセラー小説を映画化。善悪いずれも硬軟自在にこなすバラエティ豊かな演技派が集結し、小さな支店の事件を糸口に、大手銀行に巣食う深い闇に切り込む意欲作。東京第一銀行・長原支店でお客様係を務める西木（阿部サダヲ）は、ささいな現金紛失事件の真相を、濡れ衣を着せられた部下の愛理（上戸彩）や彼女の後輩の田端（玉森裕太）と追ううちに、メガバンクにはびこる横領や隠蔽体質と向き合うことに。