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8月放送作品

市川劇場SP
市川崑が見つめた戦争
日本映画界を代表する巨匠・市川崑。その壮大なフィルモグラフィーはアニメーションに始まり、メロドラマ、コメディ、文芸作品、時代劇、ドキュメンタリー、ミステリーなど、驚異的なペースで一作ごとに異なるジャンルの作品を世に送り出し続けた。その中でも戦争映画というジャンルには、市川崑の想いが強く込められている。
「戦争は、人間から、知性というか個性というか、そういう大切なものをいっさい剥ぎ取ってしまう罪悪だ」と語る市川崑は、作品を通してどのように戦争を見つめたのか。戦後72年目を迎える8月に改めて感じていただきたい。
8月15日(火)あさ9時~ 5作品一挙放送
※毎週月曜よるも放送します

ブンガワンソロ

ジャワのある村落へやって来た日本人脱走兵とジャワ人娘の悲恋を中心に描く。

ブンガワンソロ
監督:市川崑
脚本:和田夏十/市川崑
原作:金貝省三
出演:池部良/久慈あさみ/森繁久彌/伊藤雄之助/藤田進/若山セツ子/東野英治郎

日本兵とジャワ人娘の悲恋を中心に描く、市川崑監督の新東宝時代の最後の作品。"ブンガワンソロ"とは、ジャワ島中央の火山の麓から流れるソロ河(ブンガワンソロ)のこと。1945年8月。ジャワのある村落へ3人の日本人脱走兵(池部、森繁、伊藤)がやってきた。彼らを牛小屋にかくまったジャワ人の家族の娘・サリヤ(久慈)は日本人を嫌っていたが、やがて3人のうちの一人である深見上等兵(池部)を深く愛するようになる。しかし、脱走兵を追う憲兵たちが村に現れて・・・。

野火(1959)

太平洋戦争末期のレイテ島を舞台に、人が人を喰らう戦場での人間性を徹底した客観視で見つめる。

野火(1959)
監督:市川崑
脚本:和田夏十
原作:大岡昇平
出演:船越英二/ミッキー・カーチス/滝沢修/稲葉義男/佐野浅夫/浜村純

大岡昇平の読売文学賞を受賞した傑作小説を、市川崑監督、船越英二主演で映画化。レイテ島の激戦の最中に倒れた田村一等兵(船越)は、荒涼たる比島の原野にひとり取り残され、米国軍やゲリラ隊の襲撃をくぐり抜け、生き延びてきた。しかし、孤独と飢餓に苦しむ彼は、ついに人肉に手を出してしまう。飢餓の極限に追い込まれ、人としての道徳を放棄した、ある兵士の姿を鋭く描くヒューマンドラマ。

ビルマの竪琴(1956)[総集篇]

戦死した同胞の供養のため、一人ビルマの戦地に残った兵士を通して平和と人間愛を謳い上げる。

ビルマの竪琴(1956)[総集篇]
監督:市川崑
脚本:和田夏十
原作:竹山道雄
出演:三國連太郎/安井昌二/伊藤雄之助/北林谷栄/浜村純/内藤武敏/西村晃

昭和23年に発表された竹山道雄の児童文学作品を市川崑が監督。戦死した同胞の供養のため、たった一人ビルマの戦地に残った若い兵士を通して平和と人間愛をうたいあげた感動の物語。太平洋戦争末期のビルマ。タイへ逃れる途中、停戦を知った井上隊長(三國)率いる日本軍の一隊は、ムドンにあるイギリス軍の捕虜収容所に送られることになった。が、水島一等兵(安井)だけは、付近でいまだ徹底抗戦を続ける日本軍の友軍に降伏を勧めていた。時間切れで友軍はイギリス軍の砲撃にさらされ、水島は死んだものと思われたが、ムドンに着いた仲間たちは、ある日、水島と良く似たビルマ僧に出会う・・・。ヴェネチア映画祭サン・ジョルジオ金賞受賞。
※二部作を再編集した[総集篇]にて放送。

ビルマの竪琴(1985)

カラー撮影ができず無念さが残った56年の同名映画を市川監督自身がリメイクし大ヒットを記録。

ビルマの竪琴(1985)
監督:市川崑
脚本:和田夏十
原作:竹山道雄
出演:石坂浩二/中井貴一/川谷拓三/渡辺篤史/小林稔侍/菅原文太

56年に市川崑監督で映画化された作品を、市川監督自身がリメイクして大ヒットを記録した作品。傑作の誉れ高い前作であったが、市川監督にとっては「悔いの残る作品」で、より完璧な作品に仕上げたいとの想いから再度製作されたという。1945年夏。太平洋戦争末期のビルマからタイへ逃れようとする井上小隊長(石坂)率いる部隊は、国境近くで終戦を知り、隊員はみな武器を捨てて投降するが、水島上等兵(中井)だけが隊を離れ消息を絶つ。ある日、隊員はオウムを肩にのせた水島に似たビルマ僧とすれちがう。

戦艦大和(TVドラマ)

決死の作戦に出撃した戦艦大和艦上で繰り広げられる若い兵士たちの苦悩と闘いを描く超大作。

戦艦大和(TVドラマ)
監督:市川崑
脚本:日高真也/市川崑
原作:吉田満
出演:中井貴一/近藤真彦/仲村トオル/川野太郎/根津甚八/若山富三郎/菅原文太/森光子/仲代達矢

決死の作戦に出撃した戦艦大和艦上で繰り広げられる若い兵士たちの苦悩と闘いを描く。原作は吉田満の「戦艦大和ノ最期」。太平洋戦争の敗色濃い昭和20年4月、沖縄出撃命令を受け、山口県・三田尻沖を出た戦艦大和は、片道燃料だけを積んで生還なき特攻作戦を開始した。生きて還ることのない戦場に向かった数多くの若者たちは、何を考え、何を次代に託して散っていったのか・・・。巨匠・市川崑が深い鎮魂の祈りをこめて描く超大作。

炎上

市川雷蔵の現代劇映画初主演作にして代表作の一本。

炎上
監督:市川崑
脚本:和田夏十/長谷部慶治
原作:三島由紀夫(「金閣寺」より)
出演:市川雷蔵/仲代達矢/中村鴈治郎/中村玉緒/新珠三千代/北林谷栄

三島由紀夫の小説「金閣寺」の映画化。市川雷蔵の現代劇映画初出演作。若い学僧の溝口吾市(市川)は、酷い吃音がゆえに、亡き父親に聞かされていた驟閣寺の美しさのみを心の支えとして生きてきた。しかし、彼は住職(中村)の俗物ぶりや観光地に成り下がった寺の姿に絶望し、自殺しようとするが失敗、ついには驟閣に火を放つ。金閣寺の"絶対美"に対する"人間"の生々しい姿を鋭く描いた傑作。名キャメラマン・宮川一夫のモノクロによる映像美が見事。

あなたと私の合言葉 さようなら、今日は

小津安二郎風の演出を試み、軽妙に遊び心たっぷりと描いた、若尾文子の魅力が炸裂するメロドラマ。

あなたと私の合言葉 さようなら、今日は
監督:市川崑
脚本:久里子亭/舟橋和郎
原作:久里子亭
出演:若尾文子/野添ひとみ/京マチ子/菅原謙次/川口浩/船越英二/佐分利信

眼鏡姿も美しい若尾文子扮するヒロインが恋と結婚、仕事への可能性、家族のしがらみに揺れ惑う様を描くほんのり哀しくも洒脱な人間ドラマ。美しく聡明なカー・デザイナー・和子(若尾)には婚約者の半次郎(菅原謙二)がいるが、嫁げない事情があった。親友の梅子(京)に頼んで半次郎をふってもらうが、梅子は半次郎に惚れてしまう。また和子を慕っていた学生(川口浩)も、和子の妹・通子(野添)と結ばれてしまい…。

9月放送作品

谷崎潤一郎のベストセラー小説を、もっとも脂の乗っていた時期の市川崑監督が映画化。

鍵
監督:市川崑
脚本:和田夏十/長谷部慶治/市川崑
原作:谷崎潤一郎
出演:京マチ子/仲代達矢/中村鴈治郎/叶順子/北林谷栄/菅井一郎

発表当時、その大胆な性の取り扱いゆえに国会で論議されるほどのスキャンダラスな話題を呼んだ谷崎潤一郎のベストセラー小説を、もっとも脂の乗っていた時期の市川崑監督が映画化した作品。初老の古美術鑑定家(中村)とその妻(京)、さらには娘(叶)の恋人の医師(仲代)を交えた4人の奇妙な関係と異常な性愛を官能的に描く。カラーの発色を極力抑えた宮川一夫の撮影も秀逸。カンヌ映画祭審査員特別賞、キネマ旬報脚本賞ほか受賞。

ぼんち

老舗の足袋問屋の若旦那が放埓な女性遍歴を重ね、商魂を培ってゆく様を雷蔵がひょうひょうと妙演。

ぼんち
監督:市川崑
脚本:和田夏十/市川崑
原作:山崎豊子
出演:市川雷蔵/若尾文子/中村玉緒/草笛光子/越路吹雪/山田五十鈴/船越英二/京マチ子

山崎豊子の原作を、監督・市川崑、主演・市川雷蔵の「炎上」コンビで映画化。老舗の足袋問屋の若旦那が放埓な女性遍歴を重ね、商魂を培ってゆく様を雷蔵がひょうひょうと妙演。四代続いた船場の足袋問屋河内屋の跡取り息子・喜久治(市川)は、店を取り仕切る祖母と母の言うままに生きている。父の死で五代目となった喜久治は、芸者のぽん太(若尾)と幾子(草笛)を愛人にし、さらにカフェの女優・比佐子(越路吹雪)ともいい仲になり・・・。

「ブンガワンソロ」©国際放映 「野火」©KADOKAWA 1959 「ビルマの竪琴(1956)[総集篇]」©日活 「ビルマの竪琴(1985)」©1985 フジテレビ/博報堂/キネマ東京 「戦艦大和(TVドラマ)」©東宝 「炎上」©KADOKAWA 1958 「あなたと私の合言葉 さようなら、今日は」©KADOKAWA 1958 「ぼんち」©KADOKAWA 1960 「鍵」©KADOKAWA 1959