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6月放送作品

東北の神武たち

東北の寒村を舞台に、周囲から嫌悪されている男を主人公に置き、肉欲、支配欲を主軸に据えた異色悲喜劇。

東北の神武たち
監督:市川崑
脚本:九里子亭
原作:深沢七郎
出演:芥川比呂志/伊豆肇/左卜全/佐藤允/千秋実/藤原釜足/浪花千栄子

「楢山節考」の深沢七郎の原作を、市川崑監督と和田夏十夫人が共同ペンネーム"久里子亭"で脚色。欲望を抑えつけられた男たちの悲哀をペーソスたっぷりに描く。農家の次男・三男に生まれた男たちは、嫁ももらえずヒゲを剃ることも禁じられ、その姿が神武天皇を思わせるため"ズンム"と呼ばれていた。三角屋敷の主人が女房に「村のズンムを一晩ずつ花婿にしてやれ」と言い遺して死んだことから、ズンムたちは色めき立つ…。

犯人と事件に巻き込まれた女記者の攻防が楽しい、市川監督のコメディスリラー。

穴
監督:市川崑
脚本:久里子亭
出演:京マチ子/船越英二/山村聰/菅原謙二/石井竜一/北林谷栄

ルポライターの北長子(京)は、自ら一ヶ月間の失踪騒動を起こしてそのルポを書き、読者に懸賞金付きで自分を探させるという企画を週刊誌に売り込む。が、銀行の支店長(山村)と部下(船越)らが、長子と瓜二つの女(京=二役)を銀行員にして、彼女を横領犯に仕立てようとする。犯人と事件に巻き込まれた女記者の攻防が楽しい、市川監督のコメディスリラー。石原慎太郎が作家、歌手役で特別出演。歌も披露している。

処刑の部屋

物質的には恵まれながらも精神的に鬱屈を抱える若者の性と暴力の日々を、市川崑監督がスタイリッシュに描写する。

処刑の部屋
監督:市川崑
脚本:和田夏十/長谷部慶冶
原作:石原慎太郎
出演:川口浩/若尾文子/宮口精二/岸輝子/梅若正義/中村伸郎/南弘二

物質的には恵まれながらも精神的に鬱屈を抱える若者の性と暴力の日々を、市川崑監督がスタイリッシュに描写する。原作は、発表当時物議をかもした石原慎太郎の同名小説。高圧的な父と、そんな父に従順なだけの母に不満を抱くエリート大学生の克巳(川口)は、友人・伊藤(梅若正義)と2人の女子学生に声をかけ、伊藤のアパートに連れ込む。酒に睡眠薬を入れて昏睡した彼女たちを2人は犯す。克巳はその女学生・顕子(若尾)と恋人になるが・・・。

満員電車

日本という名の満員電車に乗り遅れまいと必死に生きる青年の不条理な日常世界を漫画チックに風刺したコメディ。

満員電車
監督:市川崑
助監督:増村保造
脚本:和田夏十/市川崑
出演:川口浩/笠智衆/杉村春子/川崎敬三/小野道子/船越英二/潮万太郎/山茶花究

日本という名の満員電車に乗り遅れまいと必死に生きる青年の不条理な日常世界を漫画チックに風刺したコメディ。大学を卒業し大企業の駱駝ビールに就職した民雄(川口)は、故郷の母親(杉村)が発狂してしまったという便りを父(笠)からもらい、治療法を研究する学生を母校に依頼する。和紙破太郎(川崎)という男がこれに応募してくるが、この出会いを機に民雄の人生は転落の一途をたどることに・・・。ぶっ飛んだギャグの連続は爆笑必至。

7月放送作品

炎上

市川雷蔵の現代劇映画初主演作にして代表作の一本。

炎上
監督:市川崑
脚本:和田夏十/長谷部慶治
原作:三島由紀夫(「金閣寺」より)
出演:市川雷蔵/仲代達矢/中村鴈治郎/中村玉緒/新珠三千代/北林谷栄

三島由紀夫の小説「金閣寺」の映画化。市川雷蔵の現代劇映画初出演作。若い学僧の溝口吾市(市川)は、酷い吃音がゆえに、亡き父親に聞かされていた驟閣寺の美しさのみを心の支えとして生きてきた。しかし、彼は住職(中村)の俗物ぶりや観光地に成り下がった寺の姿に絶望し、自殺しようとするが失敗、ついには驟閣に火を放つ。金閣寺の"絶対美"に対する"人間"の生々しい姿を鋭く描いた傑作。名キャメラマン・宮川一夫のモノクロによる映像美が見事。

あなたと私の合言葉 さようなら、今日は

小津安二郎風の演出を試み、軽妙に遊び心たっぷりと描いた、若尾文子の魅力が炸裂するメロドラマ。

あなたと私の合言葉 さようなら、今日は
監督:市川崑
脚本:久里子亭/舟橋和郎
原作:久里子亭
出演:若尾文子/野添ひとみ/京マチ子/菅原謙次/川口浩/船越英二/佐分利信

眼鏡姿も美しい若尾文子扮するヒロインが恋と結婚、仕事への可能性、家族のしがらみに揺れ惑う様を描くほんのり哀しくも洒脱な人間ドラマ。美しく聡明なカー・デザイナー・和子(若尾)には婚約者の半次郎(菅原謙二)がいるが、嫁げない事情があった。親友の梅子(京)に頼んで半次郎をふってもらうが、梅子は半次郎に惚れてしまう。また和子を慕っていた学生(川口浩)も、和子の妹・通子(野添)と結ばれてしまい…。

「東北の神武たち」©東宝 「穴」©KADOKAWA 1957 「処刑の部屋」©角川映画 「満員電車」©1957 角川映画 「炎上」©KADOKAWA 1958 「あなたと私の合言葉 さようなら、今日は」©KADOKAWA 1958