カツライス劇場

大映が誇った奇跡の2枚看板、勝新太郎・市川雷蔵。
両名の名前から“カツライス”と称された2人の、それぞれの代表的シリーズを、
各シリーズ毎月1作品ずつ放送!さらに、“勝新・雷蔵傑作選”として、
それぞれの主演作品も毎月1作品セレクションしてお届け!

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  • 勝新太郎 作品
  • 市川雷蔵 作品
勝新太郎 悪を演じて愛された男

1954年、二十三歳のときに映画「花の白虎隊」(監督:田坂勝彦)でデビュー。その後数十本の映画に出演し続け、1960年、二十九歳のときに映画「不知火検校」(監督:森一生)で極悪非道の盲目の鍼医者という汚れ役に熱を入れて取り組み、勝の主演作としては興行成績も良く、出演作品73本目にして演技開眼とも言える突破口となる。その後「悪名」シリーズがヒット。「不知火検校」の延長とも言える盲目でヤクザな型破りのキャラクターを演じた「座頭市物語」(監督:三隅研次)でも好評を呼び、時代劇映画に新たなヒーローを生み出した。そのほか「兵隊やくざ」シリーズ、「人斬り」など代表作多数。

市川雷蔵 尻尾を掴ませない男

勝新太郎と同じく、映画「花の白虎隊」(監督:田坂勝彦)にてデビュー。デビュー2作目にして、大御所長谷川一夫と共演するなど、めきめきと頭角を現し、日本の映画業界がピークに達した1958年には雷蔵の主演作が目白押しになる。同じ年に「炎上」(監督:市川崑)で各賞を総なめ。実力の伴ったスターとしての地位を獲得する。ある時は妖艶な男、ある時は悲壮な剣士、またある時はコミカルな表情。作品ごとに変幻自在に姿・かたちを変えるのが雷蔵の魅力。映画デビューから15年。37歳で亡くなった市川雷蔵の出演作品は158本にもおよび、永遠のヒーロー像をファンの脳裏に焼き付けた。代表作は「若親分」「眠狂四郎」シリーズなど。

勝新太郎 作品

「日本残侠伝」のマキノ雅弘が監督した「悪名」シリーズの第15作目。

悪名一番勝負1969年

監督:マキノ雅弘 脚本:マキノ雅弘/宮川一郎 原作:今東光
出演:勝新太郎/江波杏子/安田道代/田村高廣/津川雅彦/小川真由美/山本学

「日本残侠伝」のマキノ雅弘が監督した「悪名」シリーズの第15作目。長屋を潰そうと企む悪徳ヤクザに用心棒の朝吉が敢然と挑む。ヒロインには江波杏子と安田道代。花島組が仕切る賭場で暴れたことがきっかけで長屋の用心棒になった朝吉(勝)。組の縄張りに新設される貨物停車場の荷役権利を狙い、ヤクザの大西(河津清三郎)は裏で画策していた。長屋が取り壊されそうになり、行き場のない住人たちを見かねた朝吉は奔走するが・・・。

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任侠アクション映画の元祖「悪名」シリーズの第一作「悪名」を増村保造監督がリメイク。

悪名 縄張荒らし1974年

監督:増村保造 脚本:依田義賢 原作:今東光
出演:勝新太郎/北大路欣也/中村鴈治郎/アイ・ジョージ/大滝秀治/十朱幸代/太地喜和子

任侠アクション映画の元祖「悪名」シリーズの第一作「悪名」を増村保造監督がリメイク。河内生まれの暴れん坊・朝吉が、腕と度胸で男を売り出していく姿を増村節満載で描く。主演は勝新太郎。百姓になるのを嫌って親に勘当された朝吉(勝新太郎)は、相撲大会で優勝した賞金を手に大阪の遊郭へ繰り出す。どんちゃん騒ぎの最中に吉岡組の子分・モートルの貞(北大路欣也)が乗り込み、険悪な空気に。吉岡組の親分は朝吉を客分として招くが・・・。

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『酔いどれ博士』シリーズ
個性的な面々と勝新との絡みも楽しいユニークな逸品。

続・酔いどれ博士1966年

監督:井上昭 脚本:新藤兼人 原作:新藤兼人
出演:勝新太郎/姿美千子/悠木千帆/春川ますみ/清川虹子/荒木一郎

勝新太郎が、流れ者の飲んべえ医師を愛嬌たっぷりに演じるシリーズ第2作。監督が井上昭に代わったのに伴い、第1作とは趣を異にし、性のモラルという深刻な主題を忍ばせる。独特の倫理観で突っ走るホルモン鍋屋の女将など、個性的な面々と勝新との絡みも楽しいユニークな逸品となった。若者の一団に襲われていた女を助けた大松(勝)は、金と欲が渦巻く性が支配する街で、健全な売春センター設立のため一肌脱ぐことに。

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勝新傑作選

「兵隊やくざ」以来5年ぶりに増村と勝新太郎が組んだ愛憎映画。

やくざ絶唱1970年

監督:増村保造 脚本:池田一朗 原作:黒岩重吾
出演:勝新太郎/大谷直子/田村正和/加藤嘉/川津祐介/太地喜和子

「兵隊やくざ」以来5年ぶりに増村と勝新太郎が組んだ愛憎映画。やくざ・実(勝)は、異父兄妹・あかね(大谷)に異常なまでの愛情を注いでいた。しかし、そんな兄の常軌を逸した想いから逃れるため、あかねは、彼女に興味を持った教師・貝塚(川津)に処女を捧げてしまう・・・。増村が、禁断の愛そしてヤクザの生き様をリアルに描き出す。

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勝新太郎が文芸作品に挑んだ意欲作。

ど根性一代1963年

監督:池広一夫 脚本:(脚色)松村正温/吉田哲郎 原作:今東光
出演:勝新太郎/高千穂ひづる/長谷川待子/曽我廼家明蝶/上田吉二郎

今東光の『山椒魚』を原作に、人間力で道を切り開く男の姿を描く勝新太郎主演の文芸作品。同じく今東光原作の「悪名」や「座頭市」など、シリーズもので人気絶頂の勝新太郎が、周囲を魅了する野心家の波乱の半生を愛嬌たっぷりに好演した意欲作。昭和初期、大志を抱いて四国の田舎から大阪に出てきた平助(勝新太郎)は、腕力を生かして荷役の職を得るが、居候先では夫に愛想をつかす妻・お民(高千穂ひづる)に好意を寄せられ、夫の不在時に酔った勢いで過ちを犯してしまう。

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市川雷蔵 作品

市川雷蔵主演の人気シリーズ第7作。

眠狂四郎多情剣1966年

監督:井上昭 脚本:星川清司 原作:柴田錬三郎
出演:市川雷蔵/水谷良重/中谷一郎/五味龍太郎/毛利郁子/香山恵子

市川雷蔵主演の人気シリーズ第7作。シリーズ第4作『女妖剣』に登場した菊姫が再び登場する。菊姫を演じるのは蛇女優として知られる毛利郁子で、狂四郎への憎悪に燃える悪女を好演。監督の井上昭はシリーズでは今作のみの参加であるが、繊細かつメリハリの利いた演出でシリーズに新風を送り込んだ。音楽は巨匠・伊福部昭が担当。岡場所の娼家を訪れた眠狂四郎(市川雷蔵)は、黒覆面の忍者の集団に襲われる。からくもこれをかわした狂四郎であったが、今度は下谷の町道場で剣術指南をしている赤松勘兵衛(五味龍太郎)の妻が全裸で殺害され、あらぬ嫌疑をかけられてしまう。身の証しを立てるため狂四郎は単身、道場を訪れる。

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市川雷蔵主演の人気シリーズ第11作。

眠狂四郎人肌蜘蛛1968年

監督:安田公義 脚本:星川清司 原作:柴田錬三郎
出演:市川雷蔵/緑魔子/三條魔子/川津祐介/渡辺文雄/寺田農/五味龍太郎

市川雷蔵主演の人気シリーズ第11作。全編にエログロがみなぎるシリーズの中でも異色の一作。土門兄妹を演じる川津祐介、緑魔子のまさに鬼気迫る怪演がすごい。 眠狂四郎(市川雷蔵)は母の墓参のため、甲府へ立ち寄り、墓守の七蔵(寺島雄作)と再会した。だが、その土地では将軍家斉の妾腹の子、土門家武(川津祐介)と紫(緑魔子)の双子兄妹が暴虐の限りを尽くしていた。鬼館と呼ばれた二人の屋敷では、家武は闘技場で村人をいたぶり殺し、色欲に狂った紫は欲望の果てに相手の男を惨殺しているという。七蔵が育てた黒ミサの子・薬師寺兵吾(寺田農)が鬼館からの召出しを受けたことを聞かされた狂四郎は、兵吾の身代わりとなって鬼館へ踏み込むが・・・。

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『忍びの者』シリーズ
『眠狂四郎』と並ぶ市川雷蔵主演のヒットシリーズ第八作。

新書・忍びの者1966年

監督:池広一夫 脚本:高岩肇
出演:市川雷蔵/安田道代/富士真奈美/伊藤雄之助/石山健二郎/五味龍太郎/島田竜三

『眠狂四郎』と並ぶ市川雷蔵主演のヒットシリーズ第八作。本作では、石川五右衛門、霧隠才蔵に続く、新たな主人公・霞小次郎が創作され、市川雷蔵が復讐に燃える若き忍者を好演。また第一作に出演した伊藤雄之助が、本作では小次郎の忍術の師匠として出演、独特の存在感を放つ。残念ながら本作をもって、シリーズは最終作となった。戦国の世、天下統一を狙う武田信玄(石山健二郎)、織田信長、徳川家康(内藤武敏)らは激しい反目を続けていた。幼い頃・三人の男に父を惨殺された霞小次郎(市川雷蔵)は、復讐を誓い、厳しい鍛錬の末・忍術を体得する。さらなる修業を積むため、町へ出た小次郎は、黒戸佐太夫(伊藤雄之助)の元を訪れ、やがて信玄配下の忍者として家康との戦いに加わる。

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雷蔵傑作選

過酷な人生を生きてきたやくざな一匹狼を、雷蔵がストイックに演じる。

ひとり狼1968年

監督:池広一夫 脚本:直居欽哉 原作:村上元三
出演:市川雷蔵/小川真由美/岩崎加根子/長門勇/長谷川明男/丹阿弥谷津子/小池朝雄

村上元三の傑作小説を映画化。池広一夫監督と市川雷蔵コンビによる『沓掛時次郎』『中山七里』に続く、股旅三部作の最終作で、雷蔵の代表作のひとつ。過酷な人生を生きてきたやくざな一匹狼を、雷蔵がストイックに演じ、深い感動を呼ぶ。 信州塩尻峠で、上松の孫八(長門勇)は、追分の伊三蔵(市川雷蔵)が、3人を一瞬に斬り捨てるのを目撃する。道中、上州坂本宿で、孫八は駆け出しのやくざ・半次(長谷川明男)と共に伊三蔵と同宿になるが、伊三蔵の油断のない身構えにまたも圧倒される。晩秋、木曽福島の宿外れで、伊三蔵はいじめられていた子どもを助け、その母に会って驚く。初恋の相手・由乃(小川真由美)だったのだ。

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虚無の剣士・机竜之助役に市川雷蔵が挑んだ「大菩薩峠」三部作の第一作。

大菩薩峠1960年

監督:三隅研次 脚本:(脚色)衣笠貞之助 原作:中里介山
出演:市川雷蔵/本郷功次郎/中村玉緒/山本富士子/菅原謙二/根上淳

かつて大河内伝次郎や片岡千恵蔵が演じた虚無の剣士・机竜之助役に市川雷蔵が挑んだ「大菩薩峠」三部作の第一作。大衆小説の名作として名高い中里介山の原作を衣笠貞之助が脚色、監督を三隅研次が務め、ロマン漂うキメ細やかな演出を見せる。雷蔵は、クールな持ち味を発揮し、妖剣「音無しの構え」をあやつり、行く先々で波乱を巻き起こす机竜之助役を見事に演じ切った。また中村玉緒が、お浜、お豊の二役を演じ、妖しい女心を振りまく。

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「悪名一番勝負」©KADOKAWA 1969 「悪名 縄張荒らし」©東宝 「続・酔いどれ博士」©KADOKAWA 1966 「やくざ絶唱」©KADOKAWA 1970 「ど根性一代」©KADOKAWA 1963
「眠狂四郎多情剣」©KADOKAWA 1966 「眠狂四郎人肌蜘蛛」©KADOKAWA 1968 「新書・忍びの者」©KADOKAWA 1966 「ひとり狼」©KADOKAWA 1968 「大菩薩峠」©KADOKAWA 1960