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映画監督・片渕須直の世界
「アリーテ姫」「マイマイ新子と千年の魔法」「この世界の片隅に」
3作品一挙放送
3月21日(水・祝)午後5時スタート

片渕須直監督スペシャルインタビュー

2016年11月12日に公開し63スクリーンで始まった上映は、
公開から3ヶ月を迎える段階でその5倍まで拡大し、
累計公開館数は360館を超え、累計動員数は200万人以上、興行収入は26億円を突破し、
ミニシアター系の作品としては異例の大ヒットを記録。

同年の年末からはじまる賞レースにも絡み、
第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、
第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位をはじめ様々な賞に輝く。
また、その広がりは国内だけに留まらず、
これまでに39の国と地域で販売され、現在20ヶ国以上にて劇場公開され、
海外の映画祭でも受賞するなど高い評価を受けている。

日本映画専門チャンネルでは「この世界の片隅に」のTV初放送に合わせて、
本編放送前後に片渕監督のインタビューを放送。
さらに3/21(水・祝)には、片渕監督作品「アリーテ姫」
「マイマイ新子と千年の魔法」「この世界の片隅に」を一挙放送致します。

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  • 作品タイトル
  • この世界の片隅に (2016年)

    TV初

    監督・脚本:片渕須直
    原作:こうの史代『この世界の片隅に』(双葉社刊)
    音楽:コトリンゴ
    声の出演:のん/細谷佳正/稲葉菜月/尾身美詞 ほか

    絵を描くのが好きな18歳のすずに縁談がやってきた。相手は海軍勤務の周作。良いも悪いもわからないまま、1944年(昭和19年)2月、すずは軍港として栄える街・呉へとお嫁にいく。夫の両親は優しいが、義姉の径子は厳しい。だが、その娘の晴美とは仲良しになる。道に迷って遊女のリンと友達になったり、幼馴染の哲が現れて複雑な思いになったり。配給物資がだんだん減っていく中でも、すずは工夫を凝らして、毎日のくらしを積み重ねていく。そして、昭和20年の夏を迎える-。
    ★本編放送前後に片渕須直監督のインタビューを放送します。

  • 作品タイトル
  • アリーテ姫 (2001年)

    監督・脚本:片渕須直
    声の出演: 桑島法子/小山剛志/高山みなみ/沼田祐介/こおろぎさとみ ほか

    高い塔内で婿の登場まで貞節を守るのが姫の本分とされていた中世、好奇心旺盛なアリーテ姫は秘密の抜け穴から街を散策していたが、1世紀前に滅んだはずの魔法使いの末裔に魔法をかけられ、地下牢に幽閉される。

  • 作品タイトル
  • マイマイ新子と千年の魔法 (2009年)

    監督・脚本:片渕須直
    声の出演: 福田麻由子/水沢奈子/森迫永依/松元環季/本上まなみ ほか

    昭和30年の山口県防府市。空想好きで好奇心の塊のような女の子・新子が主人公。千年前の小さなお姫様のやんちゃな生活もありありと思い浮かべることができる彼女を中心に描かれるファンタジー。

片渕須直監督インタビュー

こうの史代原作の人気コミックをアニメ化した『この世界の片隅に』。’16年11月に劇場公開された同作は、口コミが広がり、異例のロングランヒットを記録。数々の映画賞を総なめにしている。徹底したリサーチに基づき、戦時下に生きる主人公すずの日常をリアルに生き生きと描き出したのは『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督。多くの観客の心を捉えた本作について話を聞いた。

■プロフィール
かたぶち・すなお●1960年、大阪府出身。日本大学芸術学部 映画学科在学中から宮崎駿監督作品『名探偵ホームズ』に脚本家として参加。『魔女の宅急便』(’89/宮崎駿監督)では演出補佐を務めた。T Vシリーズ『名犬ラッシー』(’96)で監督デビュー。その後、長編『アリーテ姫』(’01)を監督。TVシリーズ『BLACK LAGOON』(’06)の監督・シリーズ構成・脚本。’09年には『マイマイ新子と千年の魔法』('09)を監督。口コミで評判が広がり、異例のロングラン上映とアンコール上映を達成した。また、NHKの復興支援ソング『花は咲く』のアニメ版(’13/キャラクター原案・こうの史代)の監督も務めている。
――’16年11月に劇場公開されてから1年以上たちましたが、いまだにロングラン上映が続くなど、多くの人に愛される映画となりました。今のお気持ちは?
気付いたらもう足掛け3年になりますが、ブルーレイもDVDも発売されているし、配信も行われているにもかかわらず、それでも映画館にたくさんの方が来てくださるということは、僕だけでなく映画という世界全体としてもありがたいことだと思います。自分も子供の頃は祖父が映画館を営んでいたので、そういうことをすごくありがたく感じます。
――本作は海外でもいろんな国で上映されましたが、どのような反応があったのでしょうか?
この物語は、今の日本の人にとっても少し昔で遠くなってしまった世界の話で、一生懸命想像力を働かせて、架け橋の向こう側に行かないといけない世界であり、でもそれをリアルとして感じてもらえたわけです。そしてその点では、海外の人も同じだったんですね。ですからいただいた感想も、日本人の感想に割と近かったように思えます。

アメリカで会ったイランからの留学生で「僕の子供の頃の戦争とすごく共通しているものがあって。だから、すずさんに共感しました」という人もいましたし、子供の頃に東西冷戦下のポーランドから越境してアメリカに亡命した人もいたんですけど、やはり自分の子供の頃の体験を思い出して、すずさんに共感したと言っていただいた人もいました。

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――アニメーションを作る上で監督が一番大事にされていることは?
アニメーションというのはそもそも絵空事として描くものですよね。だからこそ、その中にきちんとした人々を存在させたいという気持ちがあります。例えばそれまでに僕がこんな企画をやりたいと言っても、ボツになった企画はいっぱいあったわけです。でも、何が悲しいって、自分の映画が作れなかったということよりも、自分がこの映画を描けば存在できたはずの人の人生を全うさせてあげられなかったことを悔しいと思ってきました。

『この世界の片隅に』では、クラウドファンディングも行ったり、しがみ付いてでも実現させようと思ったわけですが、その背景にはそういう気持ちがあった気がします。自分の中で感じているすずさんを出現させてあげたい、画面の上に存在させてあげたいという気持ちですね。そうしたものがいつも自分の原動力になってきたように思います。
――主人公すずさんの声は、のんさんがいなくては考えられないほどにハマり役でしたが、監督の中で、すずさんの声がのんさんであると確信した瞬間は?
自分の中で、すずさんはこういう人だ、こういう声だということは、あらかじめ見えていたような気がします。この映画を作ることを考えるようになった一番最初の時期に、最初は前作『マイマイ新子と千年の魔法』のエンディング曲を歌っていたコトリンゴさんの歌声をイメージして、これから作る映画のベースに据えていた人ですが、彼女の声は本当にのどかなんです。どこか捉えどころがなく、フワフワした感じが『この世界の片隅に』の基本になる声の色なんだと思いました。

そんな時に『あまちゃん』を見て、のんちゃんの声に出会った。のんちゃんが『あまちゃん』で演じていたのは、すずさんのような演技だったわけではもちろんなかったと思うんですが、それでも何かのを感じたみたいなんです。
――のんさんに決まるまで、オーディションを重ねたと聞きましたが
オーディションもたくさんしたんですけど、なかなか彼女みたいな声には出会えなかった。当時は、お願いするにはいろいろ難しい問題もありましたが、出来上がったものを見ていただけたら、誰もが納得してもらえるんじゃないかなと思いました。

そこから彼女もいろんな道が開けましたね。今ではいろんな映像に出演したり音楽をしたりしていますから。実は『この世界の片隅に』の爆音上映のために音響の調整をすることになって、すると最初の時点でうまく出ていない音が2つあって、その一つを調整したら、もう一つも同時に出るようになったんです。それが、すずさんの声とコトリンゴさんのボーカルで。その時、両方とも同じ周波数なのかなあと改めて気がつきました。
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「この世界の片隅に」©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
「アリーテ姫」©2000. アリーテ製作委員会
「マイマイ新子と千年の魔法」©2009高樹のぶ子・マガジンハウス/『マイマイ新子』製作委員会