倉本聰×是枝裕和スペシャル対談記念 倉本聰脚本「日曜劇場」集中放送

北海道放送(HBC)は1957年に生放送でドラマ制作を始め、1958年から1993年まで、日曜夜9時の一話完結ホームドラマ「東芝日曜劇場」の作品を約150本制作。
日本映画専門チャンネルでは昨年4月より『懐かしの「日曜劇場」』と題し松山善三氏・山田洋次氏・山田太一氏などが脚本を務めた「日曜劇場」作品を放送してきた。
「北の国から」「前略おふくろ様」 など、日本のドラマ史に残る名作を生みだしてきた倉本聰氏も「風船のあがる時」をきっかけにHBC制作ドラマに数多くの脚本を提供。この度、HBC創立70周年を記念し、倉本氏を倉本氏は「憧れ以上の存在」とする映画監督・是枝裕和氏の対談が実現。

テレビの画面越しに、まだ幼かった是枝氏が、偶然に出会った倉本氏の脚本世界。表現の仕事を目指していた学生時代、アルバイト代をつぎ込み、是枝氏は、いくつもの脚本集を手に入れ、読み漁った。あれほどまでに、強く心を捉えて離さなかったのは、一体なぜなのか?是枝氏は、その答えを求めて、富良野の森を訪れ、倉本氏と向き合う。地域と強く結びつき、北海道から際立つようなテレビドラマが、次々と生まれていた“あのとき”。北海道・富良野の森で、時代が変わっても、変わらぬ創作への意欲について、互いに問いかけあい、それぞれの思いをじっくりと語り合う。

対談の放送を記念して、「日曜劇場」で倉本氏が脚本を担当した作品を2ヶ月に亘り13本放送。田中絹代、笠智衆が老夫婦を演じた「幻の町」、小林桂樹・八千草薫の共演作「ばんえい」など貴重な作品ばかり。

未ソフト化作品が多く観る機会が限られる傑作の数々。この機会にご覧ください。

3月20日(土)あさ10時
3月22日(月)~25(木)連日あさ7時
4月3日(土)あさ7時50分

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倉本聰×是枝裕和 特別対談「"あのとき"から~北の大地とドラマと…」
放送日:3月20日、4月3日
2021年・オリジナル・カラー   
出演:倉本聰/是枝裕和  

カンヌ国際映画祭の最高賞を獲得するなど、国際的に知られる映画監督・是枝裕和氏。
北海道・富良野を訪ねるのは30数年ぶり。そこには「憧れ以上の存在」とする脚本家・倉本聰さんが待っていました。
小学生のころ、ホームドラマを観るのが楽しみだったという是枝氏。
なかでも北海道を舞台にしたドラマに、強く心をつかまれたと話します。

「倉本聰×是枝裕和 特別対談「"あのとき"から~北の大地とドラマと…」」(C)HBC
日曜劇場 #3 幻の町(脚本/倉本聰)
放送日:3月20日
1976年・TV・カラー    監督:(演出)守分寿男    脚本:倉本聰  
出演:田中絹代/笠智衆/桃井かおり/北島三郎/室田日出男  

倉本聰が望郷の念に駆られる老夫婦に様々な想いを託す、幻想的な人間ドラマ。日本映画の黄金時代を支えた二人の名優が、苦楽をともに歩んだ夫婦の軌跡を見事に体現し、文化庁芸術祭賞優秀賞に輝くなど高い評価を得た。戦前に住んでいた思い出深い樺太の真岡町の地図作りに老後を費やす夫(笠)と妻(田中)は、薄れゆく記憶を補いに小樽の旧知の引揚者を訪ねて回る。二人が置き忘れた地図を見た亡き知人の娘・ゆか(桃井)は、切ない事実に気付く。

「日曜劇場 #3 幻の町(脚本/倉本聰)」(C)HBC
日曜劇場 #1 ばんえい(脚本/倉本聰)
放送日:3月20日
1973年・TV・カラー    監督:(演出)守分寿男   脚本:倉本聰  
出演:小林桂樹/八千草薫/大滝秀治/中村たつ/中村まなぶ(中村梅雀)  

ばんえい競馬とは、サラブレッドでない作業馬が、700キロ以上の荷ぞりを引いて、砂地の直線200メートルを走る北海道独特の競馬。役所勤めの公介(小林)は、戦時中からの旧友・小松(大滝)が、妻にばんえい競馬の馬にそっくりと陰口を叩かれたのを知り、怒りに任せて電話口に立つが、止めに入った息子と取っ組み合いのケンカになった末に負かされてしまい、老いを意識する。文化庁芸術祭優秀賞受賞。

「日曜劇場 #1 ばんえい(脚本/倉本聰)」(C)HBC
日曜劇場 #2 りんりんと(脚本/倉本聰)
放送日:3月20日
1974年・TV・カラー    監督:(演出)守分寿男    脚本:倉本聰  
出演:田中絹代/渡瀬恒彦/原知佐子/黒木進(小野武彦)/(声)大滝秀治   

倉本聰が自身の母をモデルに、親子関係を通して老いを洞察する人間ドラマ。映画一筋だった田中絹代が、老母の一筋縄ではいかない胸中を巧演してTVでも貫禄を示し、以降も倉本作品に出演を重ねた。東京から苫小牧に向かうフェリーの上で、半世紀ぶりの帰郷に興奮した様子のさわ(田中)を、付き添う息子の信(渡瀬)は複雑な面持ちで見つめていたが、旅が終われば老人ホームに入居することになっている母との別れの時が、刻一刻と迫る。

「日曜劇場 #2 りんりんと(脚本/倉本聰)」(C)HBC
日曜劇場 遠い絵本(脚本/倉本聰)(全2話)
1979年・TV・カラー    監督:(演出)守分寿男   脚本:倉本聰  
出演:八千草薫/池部良/下元勉/桜むつ子/大竹しのぶ  

アラスカでのロケを敢行し、倉本聰が戦争の本質に二部構成で迫った力作。愛し合いながらも、戦争を機にすれ違ってしまった男女の心情が、復員兵が記した童話の形式で劇的に語られていく。国際結婚を経て、小樽からアラスカに移り住んだサエコ(八千草)は、勤め先のアンカレッジ空港で、かつて恋仲だった商社マンのゴロウ(池部)と数十年ぶりに再会するが、戦争で心身をすり減らした彼は、破局後に別れた恋人への想いを密かに童話で綴っていた。

「日曜劇場 遠い絵本(脚本/倉本聰)(全2話)」(C)HBC
日曜劇場 #82 ああ!新世界(脚本/倉本聰)
放送日:3月1日、3月22日
1975年・TV・カラー    監督:(演出)長沼修   脚本:倉本聰  
出演:フランキー堺/南田洋子/藤原釜足/山本麟一  

かつて東京の有名な交響楽団にいたが、夢をあきらめ今は北海道の田舎町で町職員をしている中年男(フランキー堺)。楽団で同僚だった妻(南田洋子)も一緒に北海道についてきてくれた。ある時、昔の同僚から今度札幌に演奏旅行に行くので、シンバルを担当してくれないかと頼まれる。男は10年間演奏から離れているが、演奏曲のドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」にはシンバルは一度しか出てこないし、やれるだろうと引き受けるのだが…。本作ほかの脚本により倉本聰が第12回ギャラクシー賞を受賞。

「日曜劇場 #82 ああ!新世界(脚本/倉本聰)」(C)HBC
日曜劇場 #83 ひとり(脚本/倉本聰)
放送日:3月2日、3月23日
1976年・TV・カラー    監督:(演出)守分寿男   脚本:倉本聰  
出演:船越英二/大原麗子/山内明  

定年を控えた男の心象風景を、倉本聰が独創的なスタイルで描く人間ドラマ。タイトル通り、ひとりで渓流釣りに励みつつ、過去を振り返る主人公のモノローグでほぼ全篇展開される、斬新な意欲作。鉄道会社の役員の送迎車の運転手を長年務めた草平(船越)は、退職の記念に役員に贈るヤマメを釣りに、ひとりで渓流に赴くが、思うように収穫のない中、同僚の洋子(大原)、釣りの指南役で戦争で亡くなった兄(山内)の姿が、心に浮かび上がってくる。

「日曜劇場 #83 ひとり(脚本/倉本聰)」(C)HBC
日曜劇場 #84 スパイスの秋(脚本/倉本聰)
放送日:3月3日、3月24日
1978年・TV・カラー    監督:(演出)長沼修   脚本:倉本聰  
出演:大滝秀治/大空真弓/伊藤洋一/松井信子  

札幌気象台の天気予報官の夫と家庭よりもスパイス会の仕事に熱心な夫婦愛のドラマ。小学生の大介(伊藤洋一)の父親の大三郎(大滝秀治)は気象台の予報官で、家は札幌気象台の構内にある。母親の利子(大空真弓)はスパイス好きが高じて、庭でスパイスの原料となる植物を育てていた。ある日、利子は弁当屋に「天気予報が当たらない」と嫌みを言われて、「天気予報は当たらなくて当然」と言い返した。それが原因で、大三郎と利子は夫婦ゲンカの真っ最中だった。

「日曜劇場 #84 スパイスの秋(脚本/倉本聰)」(C)HBC
日曜劇場 #85 遅れてきたサンタ(脚本/倉本聰)
放送日:3月4日、3月25日
1984年・TV・カラー    監督:(演出)長沼修   脚本:倉本聰  
出演:いしだあゆみ/三木のり平/平田満/山野久治   

新聞社に勤める記者が札幌から田舎の支局に異動になり、ふと立ち寄った居酒屋でサンタクロースの話を耳にする。美水という街に、7年前から急にサンタクロースがやってくるようになり、子供たちにプレゼントを渡すのだという。その話を聞いた記者はひどくほのぼのと興味をそそられた。そして反対するママの意見を聞かずに原稿にしてしまう。それから美水は大騒ぎ。テレビの生中継、サンタの正体暴きで街は騒然となる。

「日曜劇場 #85 遅れてきたサンタ(脚本/倉本聰)」(C)HBC
日曜劇場 #33 田園交響楽(脚本/倉本聰)
放送日:4月3日
1972年・TV・カラー    原作:アンドレ・ジイド   監督:守分寿男   脚本:倉本聰  
出演:木村功/仁科亜季子/山本亘/久我美子/下條正巳  

度々映像化されているアンドレ・ジイドの古典を、倉本聰が翻案しドラマ化。デビュー間もない仁科亜季子(明子)が、山本薩夫監督の戦前の映画版では原節子も演じた、盲目のヒロインを可憐に演じ、新鮮な魅力を放つ。天涯孤独の盲目の少女(仁科)は、信心深い男(木村)の家に引き取られ、美しく成長するにつれ、実際に広がる世界を自分の目で見ることを夢見るようになり、手術の末に開眼するが、人間がエゴをむき出しにする世の真実に絶望する。

「日曜劇場 #33 田園交響楽(脚本/倉本聰)」(C)HBC
日曜劇場 #34 聖夜(脚本/倉本聰)
放送日:4月3日
1973年・TV・カラー    監督:長沼修   脚本:倉本聰  
出演:小倉一郎/仁科亜季子/伴淳三郎/金田龍之介/鶴間エリ  

クリスマスイブの札幌を舞台に、あるカップルが遭遇する騒動を描く恋愛劇。ロマンティックなはずの一夜に、愛し合っているのに逢うのもままならない男女のやるせなさが、倉本聰流の丹念な描写から滲む、切ないメロドラマ。集団就職で札幌に移り、クリーニング店で働く青年(小倉)は、以前より恋人(仁科)へのクリスマスプレゼントに決めていた白いブーツを買いに行く途中で、暴漢に財布を奪われてしまい、彼女の待つ約束の場所にも行けず途方に暮れる。

「日曜劇場 #34 聖夜(脚本/倉本聰)」(C)HBC
日曜劇場 #35 時計(脚本/倉本聰)
放送日:4月3日
1977年・TV・カラー    監督:守分寿男   脚本:倉本聰  
出演:フランキー堺/渡瀬恒彦/桃井かおり/宮口精二  

明治初年。開拓まもない北海道の山奥に一人暮す女のところへ、一人の殺人犯が逃げ込む。彼を追って開拓使の二人の役人もやって来た。それぞれの人間模様が北海道近代化の縮図でもあった。

「日曜劇場 #35 時計(脚本/倉本聰)」(C)HBC
日曜劇場 #36 風船のあがる時(脚本/倉本聰)
放送日:4月3日
1972年・TV・カラー    監督:守分寿男   脚本:倉本聰  
出演:フランキー堺/南田洋子/原知佐子/高橋昌也/大滝秀治  

1972年の冬季オリンピック前夜の札幌を舞台にしたある一組の夫婦の一日を描く。『東芝日曜劇場』で放送された北海道放送制作作品。1972年の日本民間放送連盟賞優秀賞受賞作品。結婚31年目の主婦雪子(南田)の夫・五郎(フランキー)は、札幌オリンピックで二万個近い風船を上げる責任者として神経質になっていた。そんな夫にどこか違和感を感じた雪子は、学生時代好きだったもう一人の男性・高沢(高橋)を訪ねる。医者となり結婚もしている高沢に恋愛感情を抱く雪子だったが…。

「日曜劇場 #36 風船のあがる時(脚本/倉本聰)」(C)HBC
倉本聰×是枝裕和 特別対談「"あのとき"から~北の大地とドラマと…」
放送日:3月20日、4月3日
2021年・オリジナル・カラー   
出演:倉本聰/是枝裕和  

カンヌ国際映画祭の最高賞を獲得するなど、国際的に知られる映画監督・是枝裕和氏。
北海道・富良野を訪ねるのは30数年ぶり。そこには「憧れ以上の存在」とする脚本家・倉本聰さんが待っていました。
小学生のころ、ホームドラマを観るのが楽しみだったという是枝氏。
なかでも北海道を舞台にしたドラマに、強く心をつかまれたと話します。

「倉本聰×是枝裕和 特別対談「"あのとき"から~北の大地とドラマと…」」(C)HBC