【特集・松本清張原作サスペンス】「最後の自画像 「駅路」より」 「天城越え」ほか

2019年に生誕110年を迎える松本清張原作のサスペンスドラマ5本を一挙放送!

棲息分布
放送日:1月4日
1977年・TV・カラー    原作:松本清張   監督:(演出)和田勉   脚本:石堂淑朗  
出演:滝沢修/佐藤慶/津島恵子/横山道代/中山麻里/渡辺文雄  

政財界の人間たちのあくどい腹の探り合いを歯切れ良く描いた内幕ドラマ。ロッキード事件の背景を連想させ、原作者・松本清張が結婚式の祝辞を述べる評論家役で特別出演。戦後の混乱期に富を築いた井戸原(滝沢)は、会社の乗っ取りで私腹を肥やしている。戦時中に井戸原が物資を横領した過去を知る元憲兵の根本(佐藤)はそれをネタに金儲けをたくらみ、怪しげな記者もそこに絡み…。

「棲息分布」(C)NHK
最後の自画像 「駅路」より
放送日:1月4日
1977年・TV・カラー    原作:松本清張「駅路」   監督:(演出)和田勉   脚本:向田邦子  
出演:いしだあゆみ/加藤治子/内藤武敏/乙羽信子/山内明/吉行和子/目黒祐樹  

松本清張の原作小説「駅路」を向田邦子が脚本化し、和田勉が演出したテレビドラマ。真面目一筋に生きてきた男が蒸発し。その足取りを追うと意外な素顔が見えてくる。男(山内明)が、銀行を定年退職した翌日に姿を消した。刑事(内藤)が男の足取りを追ううちに、会社一筋で生きる反面、ゴーギャンの絵に魅せられた男の真の姿=自画像が明らになる。

「最後の自画像 「駅路」より」(C)NHK
依頼人
放送日:1月4日
1977年・TV・カラー    原作:松本清張   監督:(演出)高野喜世志    脚本:山内久  
出演:太地喜和子/小沢栄太郎/沖雅也/二木てるみ  

弁護士界の内幕と女性の愛憎を描いた松本清張原作のサスペンス。主人公・伊佐子(太地喜和子)はある会社会長の愛人。美容院をあてがわれ、妹とともに経営をしていたが、相続問題で土地を奪われることになる。間に入った弁護士の沼田(小沢栄太郎)は、美しい伊佐子の相談に乗るふりをしながら、裏でそろばんをはじき、あわよくば彼女をわがものにしようとする。常に男に頼らなければ生きてこられなかった、はかなくも悲しい女・伊佐子を太地喜和子が妖艶に演じる。

「依頼人」(C)NHK
たずね人
放送日:1月4日
1977年・TV・カラー    原作:松本清張   監督:(演出)重光亨彦   脚本:早坂暁  
出演:林隆三/鰐淵晴子/河津清三郎/小山明子/島村佳江/戸浦六宏  

かつて日本の軍人であった父を持つインドネシア人の女性の出生をめぐり、彼女をモデルとする写真家、彼女の実の父、政治家の側近など、様々な立場の人々が参院選間近の状況の中錯綜する松本清張原作によるサスペンスドラマ。オランダから帰国したカメラマン・綾村省三(林隆三)は、オランダ女性ルキア(鰐淵晴子)も一緒に連れていた。日本軍人との間に生まれた彼女は、終戦直後に離れてしまったその父を捜すために来日したのだ。綾村はテレビのワイドショーを通じて、ルキアの父親捜しに協力するのだが…。原作者の松本清張が政界の

「たずね人」(C)NHK
天城越え
放送日:1月4日
1978年・TV・カラー    原作:松本清張   監督:(演出)和田勉   脚本:大野靖子  
出演:大谷直子/佐藤慶/鶴見辰吾/中村翫右衛門/宇野重吉/玉川良一/荒井注  

大正末期、天城山中で起きた少年と娼婦との悲しい愛と殺人を描いた松本清張の原作を和田勉演出でドラマ化。第33回芸術祭大賞受賞作品。子役時代の鶴見辰吾が事件の鍵となる少年を演じ、松本清張もお遍路役で特別出演した。どしゃ降りの天城山中で男の死体が発見され、その前日3人の旅人の姿が目撃された。殺された流れ者の男(佐藤慶)、女郎屋から逃げてきた娼婦(大谷直子)、そして家出少年(鶴見辰吾)。警察は娼婦を逮捕するが…。ドラマは、現代と当時を振り返りながら真相を明らかにしていく。

「天城越え」(C)NHK