映画人・岡田裕介を偲ぶ

岡田裕介―。
1970年に俳優として『赤頭巾ちゃん気をつけて』で東宝から映画デビュー後、深作欣二監督の『火宅の人』などに出演。
88年に東映に入社してからは、高倉健・吉永小百合初共演で話題を呼んだ大作映画『動乱』をはじめ、吉永小百合主演作『北の零年』など、プロデューサーとして数々の映画を手掛けました。
東映東京撮影所長などを経て、2002年に社長に就任。14年から東映グループ会長を務め、日本映画製作者連盟会長などを歴任。

日本映画専門チャンネルでは、日本映画界に数々の功績を残した岡田氏の足跡を辿る追悼特集を2021年2月にお送りします。

放送作品は、俳優・岡田裕介の代表作『赤頭巾ちゃん気をつけて』、主演とプロデューサーを務めたATG映画『吶喊』、松竹での出演作『しなの川』、プロデューサー・岡田裕介の代表作『動乱』の4Kデジタルリマスター版をTV初放送で放送。
さらに、2012年に当チャンネルで放送された岡田裕介が映画人生を語った貴重なインタビュー番組をあわせてお送りします。

2月13日(土)よる6時30分より4作一挙放送

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動乱 第1部海峡を渡る愛/第2部雪降り止まず<4Kデジタルリマスター版>  ※2Kダウンコンバートにて放送
放送日:2月5日、2月7日、2月12日、2月13日、2月19日
1980年・映画・カラー    監督:森谷司郎   脚本:山田信夫  
出演:高倉健/吉永小百合/米倉斉加年/志村喬/田村高廣  

昭和7年、仙台連隊隊長の宮城(高倉)の部下・溝口は、姉の薫(吉永)が芸者に売られようとされるのを阻止すべく脱走した。溝口が上司を誤って殺し銃殺刑に処された責任を負い、宮城は朝鮮の国境守備隊に配属されるが、招待された宴席で芸者となった薫と再会する。

※2Kダウンコンバートにて放送

「動乱 第1部海峡を渡る愛/第2部雪降り止まず<4Kデジタルリマスター版>  ※2Kダウンコンバートにて放送」(C)東映・シナノ企画
吶喊
放送日:2月13日、2月20日
1975年・映画・カラー    監督:岡本喜八   脚本:岡本喜八  
出演:岡田裕介/伊藤敏孝/高橋悦史/伊佐山ひろ子  

幕末、東北の"戊辰の戦い"に巻き込まれた対照的な二人――官軍の密偵見習い青年・万次郎(岡田)と、東北の農家の息子・千太(伊藤)――が軍用金強奪を企む。奔放な若者の姿を通して、戦うことの愚かさをユーモアたっぷりに描いた岡本喜八の"喜活劇"。太平洋戦争とその時代に押しつぶされた学徒兵の青春を描いた「肉弾」と対をなす作品で、岡本喜八の軽妙洒脱な演出が冴える。

「吶喊」(C)ATG
赤頭巾ちゃん気をつけて
放送日:2月13日、2月20日、2月27日
1970年・映画・カラー    原作:庄司薫   監督:森谷司郎   脚本:井手俊郎/森谷司郎  
出演:岡田裕介/森和代/中尾彬/森秋子  

庄司薫の芥川賞受賞作品で、発表当時、若者を中心にベストセラーとなった同名の青春小説を映画化。東大入試が中止になった1969年を舞台に卒業を控えた高校三年生・薫(岡田)の一日を通して、受験、恋愛、セックス、学生問題など揺れ動く青春を描いた意欲作。隠し撮りや手持ちカメラでとらえたヌーヴェルバーグ風のみずみずしい作風が話題となった。

※2012年に放送したインタビュー番組「日本映画レトロスペクティブ」の岡田裕介出演回をあわせて再放送!

「赤頭巾ちゃん気をつけて」(C)1970東宝
しなの川
放送日:2月13日、2月20日
1973年・映画・カラー    原作:岡崎英生/上村一夫   監督:野村芳太郎   脚本:野村芳太郎/ジェームス三木  
出演:由美かおる/仲雅美/岡田裕介/仲谷昇/岩崎加根子/加藤嘉/財津一郎/穂積隆信/浦辺粂子  

昭和初期の激動の時代。新潟県の十日町にある織元の娘、雪絵(由美かおる)は丁稚奉公にやってきた竜吉(仲雅美)と恋に落ちる。お互いに母親を知らないという境遇に心を寄せ合ったのだ。逢瀬を重ね、愛を誓い合う雪絵と竜吉。しかし、そのことを知った父の淳三郎(仲谷昇)は雪絵を長岡の女学校に入れてしまう。そして、新任の国語の教師として赴任してきた沖島(岡田裕介)に恋心を抱く雪絵。幸せを壊す悪い癖…。男を裏切る悪い癖…。身体なんかなければいい。心なんかなければいい。悩み、傷つきながらも、雪絵は自分の生き方を見つけていく。

「しなの川」(C)1973松竹株式会社