【戦後75年 特別企画  “太平洋戦争”、島をめぐる戦い】「沖縄スパイ戦史」※TV初 「ジョバンニの島」「硫黄島からの手紙」ほか

何百万という尊い命が失われた太平洋戦争が1945年8月15日に終結してから、今年で75年という大きな節目を迎えます。

太平洋戦争は、様々な島をめぐる戦いでした。

日本軍によるマレー半島上陸、そして真珠湾への奇襲攻撃。
北太平洋のミッドウェー島をめぐる海戦。
太平洋戦争の大転換点・ガダルカナル島の戦い…。

各地の島々で激戦を繰り広げ、多くの悲劇が生まれました。
その悲惨さ、愚かさを歴史に刻み、わたしたちは今日に至っています。

果たして、あの戦争で何が起こっていたのか。
太平洋戦争とはいったい何だったのか。

戦争を体験した世代がいなくなる時代が目前に迫っているなか、戦争の記憶を次の時代へ語り次いでいくことこそが、二度と、あの悲劇を繰り返さないという思いにつながるのではないでしょうか。

チャンネルでは節目となる今年、太平洋の島々をめぐって繰り広げられた様々な戦いを描いた作品を三夜にわたって放送。

第一夜は、激戦地として知られるサイパン島と、住民を巻き込んだ壮絶な地上戦が起きた沖縄。
第二夜は、大戦末期のフィリピン・レイテ島、終戦後も戦闘が続いた北海道・樺太、地獄のニューギニア戦線と恐れられたニューブリテン島ラバウル。
第三夜は、日米両軍に多大な犠牲を強いた硫黄島を取り上げます。

あの悲劇を二度と繰り返さないために―――。
映画、アニメ、ドキュメンタリーを通して、戦争の愚かさ、平和の尊さを問いかけます。

8月11日(火)よる9時から3夜連続放送

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太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男
放送日:8月7日、8月11日、8月15日
2011年・映画・カラー    原作:ドン・ジョーンズ   監督:平山秀幸   脚本:西岡琢也/グレゴリー・マルケット/チェリン・グラック  
出演:竹野内豊/ショーン・マッゴーワン/井上真央/山田孝之/唐沢寿明/中嶋朋子/岡田義徳  

1944年、太平洋戦争末期、玉砕のサイパンにアメリカ軍から“フォックス”と呼ばれて畏れられたひとりの日本人がいた。大場栄大尉。男は最後、47人になりながらも仲間の兵士たちと共に16ヵ月ものあいだ敵に立ち向かい、多くの民間人を守り抜いた。彼の誇り高き魂が、味方の日本人だけでなく、敵側のアメリカ人もの心も大きく動かしていった―。実在の軍人、大場栄大尉の誇り高き戦いを映画化した戦争ドラマ。原作は、敵として戦った元アメリカ兵ドン・ジョーンズの『タッポーチョ「敵ながら天晴」大場隊の勇戦512日』。監督は「愛を乞うひと」「必死剣鳥刺し」の平山秀幸。アメリカ側パートは「サイドウェイズ」のチェリン・グラック監督が担当した。

「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」(C)2011「太平洋の奇跡」製作委員会
野火(2015)<PG-12>
放送日:8月12日、8月14日
2015年・映画・カラー    監督:塚本晋也   脚本:塚本晋也  
出演:塚本晋也/リリー・フランキー/中村達也/森優作/中村優子  

市川崑監督も挑んだ大岡昇平の戦争文学を、「鉄男」「六月の蛇」の塚本晋也監督が自身の主演により執念で再映画化した衝撃の問題作。太平洋戦争末期のフィリピンで、一人の敗残兵が極度の飢えに襲われた中で体験する戦場の狂気を通して、人間の尊厳と戦争の本質を描く。現代の不穏な気配に危機感を覚えた塚本監督が、減り続ける戦場体験者の貴重な肉声を自身が反映させた。

日本軍の敗北が決定的なレイテ島。結核を患った田村一等兵(塚本晋也)は野戦病院行きを命じられるが、溢れる負傷兵に食料も乏しい野戦病院からも拒絶され、舞い戻った部隊でも入隊を拒否される。行き場を失い、飢えや渇きと闘う極限下で原野を彷徨ううち、凄惨な戦場の実情を目撃する。

「野火(2015)<PG-12>」(C)2014 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
ジョバンニの島
放送日:8月12日、8月28日
2014年・映画・カラー    原作:杉田成道   監督:西久保瑞穂   脚本:杉田成道/櫻井圭記 脚本協力:池端俊策  
出演:(声)市村正親/仲間由紀恵/柳原可奈子/ユースケ・サンタマリア/北島三郎/八千草薫/仲代達矢  

一般社団法人 日本音楽事業者協会 創立50周年記念作品

北方領土のひとつ、色丹島に暮らすある一家が太平洋戦争末期から終戦後に体験した過酷な運命を描いた長編アニメーション。綿密な取材を基に、原作者の杉田成道、気鋭のスタッフや豪華声優陣が結集して知られざる真実を現代に甦らせ、アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門審査員特別賞など国内外の数々の映画賞に輝いた。監督は「アタゴオルは猫の森」の西久保瑞穂。日本音楽事業者協会(音事協)の創立50周年記念作品として製作された。

第二次大戦末期、防衛隊長の父・辰夫(声・市村正親)と漁師の祖父・源三(北島三郎)と暮らす幼い兄弟10歳と7歳の兄弟、純平(横山幸汰)と寛太(谷合純矢)。2人は、戦時中でも穏やかなこの島で元気に日々を過ごしていた。しかし終戦を迎えると、ソ連の戦艦が現われ、大勢のソ連兵が島に上陸し、島民の財産は次々と没収されてしまう。

「ジョバンニの島」(C)JAME
沖縄スパイ戦史
放送日:8月2日、8月5日、8月11日、8月14日
2018年・映画・カラー    監督:三上智恵 /大矢英代  

多大な犠牲を払った敗戦直前の沖縄戦の秘めたる真実に迫るドキュメンタリー。戦時下にも似た不穏な現代への洞察鋭い気鋭ジャーナリストが組み、キネ旬ベスト・テン文化映画第1位ほか数々の映画賞に輝く力作。第二次大戦末期、米軍上陸を機に民間人を含む20万人以上が犠牲となり終結したかに見えた沖縄戦だったが、本島北部では、陸軍中野学校出身のエリート将校が鍛えた10代半ばの少年らが組織した“護郷隊”によるゲリラ戦やスパイ戦が継続されていた。

「沖縄スパイ戦史」(C)2018『沖縄スパイ戦史』製作委員会
放送日:8月12日、8月14日、8月16日
2017年・TV・カラー   

北海道の北に広がるサハリン。かつて「樺太」と呼ばれ、40万人の日本人が暮らしていた。昭和20年8月、終戦後にも関わらず、住民を巻き込んだ地上戦が1週間にわたって続き、5000人とも6000人とも言われる人たちが命を落とした。なぜ終戦後も戦闘は終わらず住民の被害が拡大したのか。長年沈黙を守ってきた元住民たちの証言、そして国内外で発掘した資料から、樺太の悲劇に迫る。

放送日:8月11日、8月14日
2015年・TV・カラー   

太平洋戦争中、住民を巻き込んで日米両軍が繰り広げた「沖縄戦」。地上戦による住民の犠牲者は国内最大、判明しているだけで9万人超が亡くなったとされる。なぜ、これほどまでに犠牲が拡大したのか…。NHKは、非公開とされてきた膨大な戦死者の記録を入手。さらに、アメリカ軍が撮影した秘蔵フィルムや、住民の生々しい証言テープなどから、沖縄戦の全体像を再構築。兵士や住民を狂気に追い込んでいった地上戦の真実に迫る。

放送日:8月12日、8月14日
2007年・TV・カラー    原作:(原案)水木しげる   脚本:西岡琢也  
出演:香川照之/田畑智子/塩見三省/嶋田久作/榎木孝明/北村有起哉/石橋蓮司/石澤典夫(語り)  

水木しげるの戦争体験を基にした漫画「総員玉砕せよ!」とそれを書くにあたって葛藤する水木の姿から、戦争の現実と「玉砕」を選ばざるを得なかった兵士たちの叫びを描く。

漫画家・水木しげるさんは青年時代、二等兵としてラバウル戦線にいた。昭和40年代に「ゲゲゲの鬼太郎」で脚光をあびるが、心の奥底では、目の前で死んだ戦友たちの無念をいつか作品化したいと思っていた。その思いを結実させたのが、昭和48年に発表した自伝戦記漫画「総員玉砕せよ!」。ドラマでは、戦争体験を漫画化しようとかっとうする姿を交えながら、「総員玉砕せよ!」が問いかける戦争の現実を描く。

父親たちの星条旗
放送日:8月2日、8月6日、8月9日、8月13日、8月15日、8月23日、8月30日
2006年・映画・カラー    監督:クリント・イーストウッド   脚本:ウィリアム・ブロイルス・ジュニア/ポール・ハギス  
出演:ライアン・フィリップ/ジェシー・ブラッドフォード/アダム・ビーチ/バリー・ペッパー  

史上最激戦とされる硫黄島の戦いを、日米双方の視点で描く二部作の米国編。名匠イーストウッド監督が、勝利の象徴たる写真の秘話や生存者の戦死者への想いを通し、戦後も癒えぬ戦争の傷を描出。1945年2月、ブラッドリー(フィリップ)は海軍衛生兵として硫黄島に上陸し、当初の見立て通り圧倒的兵力差を見せ、5日目には摺鉢山に星条旗を掲げる写真を撮るが、持久戦に持ち込む日本兵の執拗な攻撃に苦戦し、長期化する戦況に米兵も疲弊する。

「父親たちの星条旗」(C) Warner Bros. Entertainment Inc. and DreamWorks LLC.
硫黄島からの手紙
放送日:8月2日、8月6日、8月9日、8月13日、8月15日、8月23日、8月30日
2006年・映画・カラー    原作:(共同原案)ポール・ハギス   監督:クリント・イーストウッド   脚本:アイリス・ヤマシタ  
出演:渡辺謙/二宮和也/伊原剛志/加瀬亮/中村獅童/裕木奈江  

太平洋戦争の岐路となった硫黄島の戦いを、日米双方から描く二部作の日本編。米国編から続投のイーストウッド監督に日本人俳優陣がリアルな熱演で応え、最激戦の真実に中立的に迫る。1944年6月、穴を掘り続ける日々に幻滅する西郷一等兵(二宮和也)は、本土防衛の砦の硫黄島に降り立つ栗林中将(渡辺謙)の従来の戦法を改め体罰を戒める新たな指揮官像に光を見るが、米軍上陸後、栗林に抗う古参将校との板挟みにされた部下は次々と命を落とす。

「硫黄島からの手紙」(C) Warner Bros. Entertainment Inc. (C)DreamWorks Films L.L.C.