【『精神0』公開記念 想田和弘監督特集】「Peace」 ※TV初 「ザ・ビッグハウス」「港町」

台本やナレーション、BGMなどを排した、自ら“観察映画”と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱・実践し、世界的に注目されている想田和弘監督の、待望の最新映画『精神0』が5月上旬から全国で公開される。
チャンネルではそれを記念し、想田監督作品を特集。
テレビ初放送となる「Peace」のほか、「港町」「ザ・ビッグハウス」の3作品を連続放送いたします。

4月29日(水・祝)深夜12時から連続放送

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Peace
放送日:4月29日、5月11日
2011年・映画・カラー    監督:想田和弘  

岡山県岡山市で暮らす3人の人間と野良猫たちの日常を描いた観察ドキュメンタリー。
柏木寿夫は、養護学校を定年退職した後、障害者や高齢者を乗せる福祉車両を運転する傍ら、自宅の庭で地域の野良猫たちにエサをやりつづけている。
寿夫の妻・柏木廣子は、高齢者や障害者の自宅にヘルパーを派遣するNPOを運営しているが、国の福祉予算の削減で苦しいやりくりを迫られている。
廣子は週に一度、91歳になる橋本至郎の生活支援に出掛ける。生活保護を受け、身寄りはなく、己の老いと死を見つめる日々を過ごす橋本はある日、戦争中に赤紙が来て、兵隊として徴集された記憶がよみがえる…。

「Peace」(C)2010 Laboratory X, Inc.
港町
放送日:4月29日、5月12日
2018年・映画・モノクロ    監督:想田和弘  

「選挙」「精神」など国内外で高い評価を受ける映画作家・想田和弘監督による“観察映画”の第7弾。ベルリン国際映画祭2018正式招待作品。

瀬戸内海に臨む美しい港町、岡山県牛窓。前作「牡蠣工場」の撮影の合間に、たまたま出会った老漁師のワイちゃんを撮影し始めた想田監督。やがてそこにワイちゃんと親しいクミさんも割り込んでくる。カメラはそんなワイちゃんとクミさんに導かれるように、小さな港町に暮らす人々の営みを、静謐なモノクロ映像で丁寧に淡々と映し出していく。

美しく穏やかな内海と、小さな海辺の町に漂う、孤独と優しさ。やがて失われてゆくかもしれない、豊かな土地の文化や共同体のかたち。そこで暮らす人々。静かに語られる彼らの言葉は、町そのもののモノローグにも、ある時代のエピローグにも聞こえる。そして、その瞬間は、不意に訪れる……。

「港町」(C)Laboratory X, Inc.
ザ・ビッグハウス
放送日:4月29日
2018年・映画・カラー    監督:監督・製作・編集:想田和弘 監督・製作:マーク・ノーネス/テリー・サリス  

「選挙」「港町」の想田和弘監督が、アメリカのミシガン大学に一年間招聘教授として招かれ、学生を含む16人の映画作家たちと撮り上げたドキュメンタリー、想田和弘“観察映画”史上最高のスペクタクル!

収容人数10万人以上を誇る全米最大のアメリカンフットボール・スタジアム“ミシガン・スタジアム”通称“ザ・ビッグハウス”を舞台に、超満員に膨れあがった試合当日の巨大スタジアムの舞台裏をあらゆる角度から詳細に見つめる。そこから図らずも、人種や階級、宗教や政治などアメリカ社会の縮図が克明に浮かび上がっていく。監督たちは観察映画のルールに従い、それぞれが事前にテーマを設定することなく行き当たりばったりでカメラを回し、集まった膨大な映像を想田監督が編集して一本の映画に仕上げた。

「ザ・ビッグハウス」(C)2018 Regents of the University of Michigan