【2-3月集中特集 東海テレビドキュメンタリー傑作選】「ヤクザと憲法」「家族のキモチ」  「平成ジレンマ」※すべて未ソフト化ほか

最新作「眠る村」公開を記念し、劇場公開全10作品
地上波放送10作品を2ヶ月に亘り特集放送

東海テレビの劇場公開最新作「眠る村」(2/2より全国順次公開)は、57年前に三重県・奈良県にまたがる葛尾で起きた“名張毒ぶどう酒事件”を扱ったもの。戦後唯一、司法が無罪から逆転死刑判決を下した事件。半世紀以上経った今もなお、多くの謎がある。これまでにも「重い扉~名張毒ぶどう酒事件の45年~」「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」など何度もこの事件に関わる作品を制作してきた。

最新作公開に合わせ、「平成ジレンマ」から「人生フルーツ」までの劇場公開全10作品に加え、地上波のみで放送された10作品を2ヶ月に亘り特集放送致。そのすべてが未ソフト化、ネット配信されていない貴重な作品。是非この機会にご覧ください。

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熱中コマ大戦~全国町工場奮闘記~
放送日:2月12日、2月26日
2013年・TV・カラー   
出演:ナレーター:天野鎮雄  

日本のモノづくりを支えている町工場。いま、町工場では仕事の傍ら喧嘩ゴマに夢中になっている人々がいる。喧嘩ゴマの地方大会、全国大会まで密着しながら、日本の町工場、日本のモノづくりの熱き人々の姿に迫っていく。東海テレビ制作のドキュメンタリー番組。



景気の低迷ですっかり自信を失くしたかに見える日本経済。『全日本製造業コマ大戦』は、町工場が元気になれる場所として始まった。モノづくりが大好きな町工場の職人たちだが、仕事は大企業の下請けの下請けのそのまた下請けだったりする。何の部品を作っているのかも知らされないまま、渡された設計図通りの品物を、オーダーされた数だけ期限内に作るだけの毎日でもある。しかし、シンプルなコマなら、捨てる端材で作れるし、モノづくりの魂を投入することもできる。かくして、町工場の徒はコマ作りに打ち込むようになった。

「熱中コマ大戦~全国町工場奮闘記~」(C)東海テレビ
熱中コマ世界大戦
放送日:2月12日、2月26日
2015年・TV・カラー   
出演:ナレーション:天野鎮雄  

2013年に放送された東海テレビドキュメンタリー「熱中コマ大戦」の続編。町工場のオヤジたちが始めた喧嘩ゴマの大会『全日本製造業コマ大戦』の人気が高まり、ついに『世界コマ大戦』が開かれることになった。

今回の大会には、海外からアメリカ、韓国、タイ、インドネシア、ベトナム、ボリビアの6か国11チームが参加。これを日本各地の予選を勝ち抜いた500社の代表として18チームが迎える形で、全29チームで戦われた。このコマ大戦の目的は、自分たちで製品を開発し、自分たちでモノを売ることを目指す、町工場の発展と自立。この大会は、日本の町工場を活性化する役割を担い始めていると言える。

「熱中コマ世界大戦」(C)東海テレビ
家族のキモチ
放送日:2月12日、2月25日
2017年・TV・カラー    監督:ディレクター:足立拓朗  
出演:ナレーション:三宅民夫  

戦後最悪の火山災害と言われる2014年9月27日の御嶽山噴火で息子を亡くした、愛知県一宮市の所清和さん、喜代美さん夫妻に3年間密着した東海テレビ制作のドキュメンタリー番組。夫妻の息子・祐樹さん(当時26歳)は、恋人の丹羽由紀さん(当時24歳)とともに山頂で命を落とした。「息子は何を思っていたのか?」写真を手がかりに息子の足取りや思い出を巡る姿、恋人の家族と交流する姿などを通して、遺族のさまざまな感情が映し出されていく。また所さん夫妻と出会った一人の記者は、膨大な取材テープを見る中で『ある映像』をみつける。

「家族のキモチ」(C)東海テレビ
平成ジレンマ
放送日:2月12日、2月20日
2011年・映画・カラー    監督:齊藤潤一  
出演:ナレーション:中村獅童  

1980年代に訓練生の死亡や行方不明事件を起こし社会問題となった“戸塚ヨットスクール事件”と、今なお子どもたちと向き合い続ける戸塚宏校長の現在を追ったドキュメンタリー。多くの反響が寄せられた東海テレビ放送制作のTVドキュメンタリーに、未公開シーンも加え再編集を行った劇場版。2006年に刑期を満了し、スクールに復帰した戸塚校長。訓練生の大半はひきこもりやニートで、その多くが20代と高齢化、スクールは世相を反映している。70歳を過ぎた戸塚校長の講演は年間70回に及び、子育てに悩む保護者や混迷を極める教育現場から関係者が集まる。平成ニッポンが抱えるジレンマが浮かび上がってくる。

「平成ジレンマ」(C)東海テレビ
死刑弁護人
放送日:2月12日、2月19日
2012年・映画・カラー    監督:齊藤潤一  
出演:ナレーション:山本太郎  

オウム真理教事件の麻原彰晃、和歌山毒カレー事件の林眞須美、名古屋女子大生誘拐事件の木村修治、光市母子殺害事件の元少年ら、死刑判決を受けた重大事件の被告人の弁護を引き受けてきた安田好弘弁護士を追ったドキュメンタリー。重犯罪の加害者を弁護することで世間からバッシングも受け、さまざまな負の感情が交錯する渦中で苦悩することになっても弁護を引き受ける安田弁護士。その活動や生き様を通して、司法制度のあり方を問う。東海テレビの制作による、「平成ジレンマ」「青空どろぼう」に次ぐ劇場公開作。

「死刑弁護人」(C)東海テレビ
長良川ド根性
放送日:2月12日、2月21日
2012年・映画・カラー    監督:阿武野勝彦/片本武志  
出演:ナレーション:宮本信子  

ハマグリとシジミの漁が盛んな、三重県桑名市の長良川河口。この長良川の河口堰をめぐり、時代や政治に長い間翻弄されてきた漁師たちの歴史と今を描くドキュメンタリー。海と川を遮断する河口堰の建設に漁師たちは反対したが1990年代に運用開始。猟師たちはハマグリの養殖に活路を見出し、やっと水揚げ量も増えてきたところで、2011年になり、環境意識の高まりとともに河口堰の開門調査が行われることになる。

「長良川ド根性」(C)東海テレビ
約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯
放送日:2月11日、2月28日
2013年・映画・カラー    監督:齊藤潤一   脚本:齊藤潤一  
出演:仲代達矢/樹木希林/天野鎮雄/山本太郎/寺島しのぶ(ナレーション)  

1961年(昭和36年)に三重県名張市で起きた「名張毒ぶどう酒事件」の犯人として投獄され、無実を訴え続けた奥西勝死刑囚の半生を、実際のドキュメンタリー映像も交えながらドラマ形式で描く。いつ訪れるか分らない刑執行におびえ、事件から50年以上にわたり再審請求を繰り返した奥西の孤独や恐怖を描き出していく。主人公の奥西役に仲代達矢、息子の無罪を信じ続ける母タツノ役に樹木希林。奥西は本作の公開後、2015年に獄中で89歳の生涯を終えた。

「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」(C)東海テレビ
ヤクザと憲法
放送日:2月11日、2月20日
2016年・映画・カラー    監督:土方宏史  

「暴力団対策法」から20年が経過した大阪。指定暴力団「二代目東組二代目清勇会」に密着取材し、現代のヤクザの世界の実態と知られざる彼らの素顔に迫っていく衝撃のドキュメンタリー。2015年3月に東海テレビで放送され大きな話題を呼んだ後、番組を再編集して劇場公開された。「ヤクザお断り」の旗印の前に徹底的に社会から排除され、なす術のないヤクザたち。銀行口座が作れず、子どもの給食費が引き落とせない。かつての顧問弁護士たちは疲れ果て引退していく。「これな、わしら人権ないんとちゃう?」組の会長は嘆息する。

戸塚ヨットスクールのその後に焦点をあてた「平成ジレンマ」や、光市母子殺害事件の被告元少年ら死刑囚の弁護人を追った「死刑弁護人」など、我々が無意識に“悪役”と信じている被写体に鋭く迫るドキュメンタリーを数多く制作する東海テレビ・阿武野勝彦プロデューサーと、「ホームレス理事長 -退学球児再生計画-」の土方宏史監督のコンビでおくる。

「ヤクザと憲法」(C)東海テレビ
ふたりの死刑囚
放送日:2月11日、2月27日
2016年・映画・カラー    監督:鎌田麗香  
出演:ナレーション:仲代達矢  

長年にわたり“名張毒ぶどう酒事件”を取材してきた東海テレビが、2015年10月4日に89歳で獄死した同事件の死刑囚・奥西勝と、2014年3月27日に48年ぶりに釈放された“袴田事件”の死刑囚・袴田巌という、冤罪を訴え続けたふたりの死刑囚に焦点を当て、彼らとその家族の人生を見つめるとともに、再審請求の困難さと、検察ばかりが有利な司法制度の問題点を明らかにしていくドキュメンタリー。2012年に公開されたドキュメンタリー・ドラマ「約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯」で奥西勝死刑囚を演じた仲代達矢が本作でもナレーションを担当した。

「ふたりの死刑囚」(C)東海テレビ
重い扉~名張毒ぶどう酒事件の45年~
放送日:2月11日、2月28日
2006年・TV・カラー    監督:ディレクター:齊藤潤一  
出演:ナレーション:渡辺いっけい  

昭和36年、三重県名張市で起きた「名張毒ぶどう酒事件」。当時35歳で逮捕された奥西勝死刑囚は独房から無実を訴え続け、2005年ついに再審開始決定を勝ち取った。事件から44年目、79歳の時だった。この間、奥西は何を思い、何を失ったのか。事件直後から東海テレビが追い続けた貴重な映像をもとに、死刑囚と家族の苦しみや支援者の思い、弁護団の努力、そして、なぜ裁判官と検察官(国家権力)が再審開始を拒むのか、その理由について考える。第43回ギャラクシー賞優秀賞受賞作品。

「重い扉~名張毒ぶどう酒事件の45年~」(C)東海テレビ
黒と白~自白・名張毒ぶどう酒事件の闇~
放送日:2月11日、2月28日
2008年・TV・カラー    監督:ディレクター:齊藤潤一 演出・プロデューサー:阿武野勝彦  
出演:ナレーション:原田美枝子/天野鎮雄  

「名張毒ぶどう酒事件」を長年にわたって追い続ける東海テレビの「重い扉~名張毒ぶどう酒事件の45年~」(2006)に続く関連ドキュメンタリー番組。昭和36年に三重県名張市で起きた「名張毒ぶどう酒事件」の犯人として逮捕された奥西勝の、妻と愛人の三角関係精算のため、ぶどう酒に農薬を混入させたという当時の自白とその矛盾点に焦点を絞り、長きにわたる裁判を通して、「自白」の抱える問題に鋭く迫ったドキュメンタリー。ギャクラシー賞奨励賞受賞。

「黒と白~自白・名張毒ぶどう酒事件の闇~」(C)東海テレビ