3ヶ月連続 監督 濱口竜介の軌跡 3ヶ月連続 監督 濱口竜介の軌跡

『ドライブ・マイ・カー』で第74回カンヌ国際映画祭脚本賞など4冠に輝き、
第94回アカデミー賞に計4部門にノミネートされ、国際長編映画賞を受賞するなど、数々の映画賞を総なめ。
『偶然と想像』では第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した。
世界が最も注目する監督のひとりであり、日本映画史を塗り替える存在となった濱口竜介。

日本映画専門チャンネルでは監督・濱口竜介のフィルモグラフィーを辿る特集を11月から3ヶ月かけてお送りする。

さらに、濱口竜介監督自らが『ドライブ・マイ・カー』をはじめ監督作や
歩んできたキャリアについて語り尽くす貴重なロングインタビューもお届け。
また第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した「偶然と想像」も放送。


濱口竜介監督が歩んできた軌跡をこの機会に是非ともご堪能ください。

14日(水)・15日(木)
よる9時スタート!
※2夜連続放送
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profile

濱口竜介 RYUSUKE HAMAGUCHI 1978年神奈川県生まれ。2008年、東京藝術大学大学院映像研究科の修了制作『PASSION』がサン・セバスチャン国際映画祭や東京フィルメックスに出品され話題を呼ぶ。その後は日韓共同制作『THE DEPTHS』(10)、東日本大震災の被害を受けた人々の「語り」をとらえた『なみのおと』、『なみのこえ』、東北地方の民話の記録『うたうひと』(11~13/共同監督:酒井耕)、4時間を超える虚構と現実が交錯する意欲作『親密さ』(12)などを監督。15年、映像ワークショップに参加した演技経験のない4人の女性を主演に起用した5時間17分の長編『ハッピーアワー』が、ロカルノ、ナント、シンガポールほか国際映画祭で主要賞を受賞。商業映画デビュー作『寝ても覚めても』(18)がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、共同脚本を手掛けた黒沢清監督作『スパイの妻〈劇場版〉』(20)ではヴェネチア国際映画祭銀獅子賞に輝く。『偶然と想像』は第71回ベルリン国際映画祭にて銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞。一足先に劇場公開された『ドライブ・マイ・カー』(21)では、第74回カンヌ国際映画祭にて脚本賞に加え、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞も同時受賞。今、世界から最も注目される映画作家の一人として躍進を続けている。さらに、第94回アカデミー賞に計4部門にノミネートされ、国際長編映画賞を受賞。

1月

「寝ても覚めても」

(2018)
  • 監督:濱口竜介
    脚本:田中幸子/濱口竜介
    原作:「寝ても覚めても」柴崎友香(河出書房新社刊)
    出演:東出昌大、唐田えりか 、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子

同じ顔をした二人の男と、その間で揺れ動く女の8年間を丁寧に、そしてスリリングに描く商業デビュー作。
第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され「日本映画の新しい波!」と海外メディアが絶賛した。

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1月13日(金)00:00

「うたうひと」

(2013) 未ソフト化
  • 監督:濱口竜介、酒井耕
    出演:伊藤正子、佐々木健、佐藤玲子、小野和子(みやぎ民話の会)

東北地方で語り継がれてきた民話に焦点を絞り、語り手と聞き手の二人三脚で生み出される民話語りの風景を映し出すドキュメンタリー作品。
猿と結婚した娘の話など奇想天外でありながら生き生きとした物語が次から次へと溢れ出し、民話の奥深い世界に引き込まれる。

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リピート放送

「監督 濱口竜介 ロングインタビュー その軌跡と奇跡 <前編>」

(2022) リピート
  • 出演:濱口竜介

濱口竜介監督への貴重なロングインタビューの前編。
アカデミー賞、カンヌ国際映画祭をはじめ世界的な映画賞を席巻した「ドライブ・マイ・カー」のベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した「偶然と想像」の制作意図、撮影秘話を語っていく。

「監督 濱口竜介 ロングインタビュー その軌跡と奇跡 <後編>」

(2022) リピート
  • 出演:濱口竜介

濱口竜介監督への貴重なロングインタビューの後編。
「PASSION」にはじまり、「親密さ」「ハッピーアワー」「寝ても覚めても」に至るまで、数々の代表作を生み出してきた自身のキャリアについて、さらに「影響を受けた映画や音楽」「映画の作り方の変遷」「主題の変化、通底するもの」などを語り尽くしていく。

「ドライブ・マイ・カー」<PG-12>

(2021) リピート
  • 監督:濱口竜介 脚本:濱口竜介、大江崇允 原作:村上春樹 「ドライブ・マイ・カー」 (短編小説集「女のいない男たち」所収/文春文庫刊)
    出演:西島秀俊、三浦透子、霧島れいか、パク・ユリム、 ジン・デヨン、ソニア・ユアン、アン・フィテ、ペリー・ディゾン、安部聡子、岡田将生

第74回カンヌ国際映画祭 脚本賞受賞、ゴールデングローブ賞、米国アカデミー賞国際長編映画賞など数々の国際的な映画賞を席巻した映画史に刻まれる一作。
村上春樹による珠玉の同名短編小説を濱口監督が西島秀俊主演で映画化。映画オリジナルの要素を加えながらも、
原作の精神を受け継いだ驚異的な脚本と胸に迫る演技が導く、想像を超える圧巻のラスト。亡き妻の秘密を辿る果てに浮かび上がるものとは――。

「偶然と想像」<PG-12>

(2021) リピート
  • 監督・脚本:濱口竜介
    出演:古川琴音、中島歩、玄理、渋川清彦、森郁月、甲斐翔真、占部房子、河井青葉

第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)受賞作品。
「偶然」をテーマに3つの物語が織りなされる初の、そして濱口監督自身が「このスタイルをライフワークとしたい」と語る珠玉の短編集。親友同士、教授と生徒、同窓生の対話がやがて変調し、鳥肌が立つような緊張感とともに人間の本性や人生の断片を浮かび上がらせる。

「天国はまだ遠い」

(2016) 未ソフト化 リピート
  • 監督・脚本:濱口竜介
    出演:岡部尚、小川あん、玄理

AVのモザイク付けを生業とする男と、女子高生の奇妙な共同生活―。
元々『ハッピーアワー』クラウドファンディングの特典として企画された、見逃し厳禁の貴重な最新短編作。

「永遠に君を愛す」

(2009) 未ソフト化 リピート
  • 監督:濱口竜介 脚本:渡辺裕子
    出演:河井青葉、岡本竜汰、占部房子、岡部尚、渋川清彦

待望の結婚式当日を迎えた花嫁は幸福の絶頂…のはずだが、彼女には婚約者に言い出せない「秘密」があった―。
パリ国際映画祭に正式出品された初期中編作。

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放送終了作品

「親密さ」

(2012) 未ソフト化
  • 監督・脚本:濱口竜介
    出演:平野鈴、佐藤亮、田山幹雄、伊藤綾子、手塚加奈子

新作舞台『親密さ』を共同演出する一組のカップルの関係性がギクシャクしていく様を描く前編と、実際の舞台の上演を記録した後編の2部構成。それぞれに虚構と現実が複雑微妙に交錯し
続け、美しいラストシーンに繋がっていくスリリングな構成が見事。ENBUゼミナール映像俳優コースの卒業制作として作られた、4時間を超える渾身の一作。

「ハッピーアワー」

(2015)
  • 監督:濱口竜介 脚本:はたのこうぼう(濱口竜介、野原位、高橋知由)
    出演:田中幸恵、菊池葉月、三原麻衣子、川村りら

30代後半を迎えた4人の女性たちが直面するそれぞれの人生の岐路。どこにでもいる“普通”の女性たちが抱える不安や悩みを、緊張感溢れる5 時間超えのドラマとして見事に描き切り、
主演4人は演技未経験ながらロカルノ国際映画祭最優秀女優賞に輝くなど国内外で数々の賞を受賞。

「不気味なものの肌に触れる」

(2014) 未ソフト化
  • 監督 : 濱口竜介 脚本 : 高橋知由
    出演:染谷将太、渋川清彦、石田法嗣、瀬戸夏実、村上淳、河井青葉、水越朝弓

父の死をきっかけに、腹違いの兄と共に住むこととなった青年を取り巻く人間関係に潜む秘密と、不穏な空気を描き出す。
染谷将太、石田法嗣の異様な空気感のダンスシーンが印象的な傑作中編。

「PASSION」

(2008)
  • 監督・脚本:濱口竜介
    出演:河井青葉、岡本竜汰、占部房子、岡部尚、渋川清彦

結婚を間近に控えた一組のカップル。仲間を祝うパーティーの席上で、期せずして男の過去の浮気が発覚する―。
等身大の20代男女が、夜の横浜を舞台に繰り広げる軽佻浮薄な恋愛模様を、繊細かつ辛辣な台詞の応酬で描き切り、濱口竜介の名を世界に知らしめた記念碑的作品。

「THE DEPTHS」

(2010) 未ソフト化
  • 監督:濱口竜介 脚本:濱口竜介、大浦光太
    出演:キム・ミンジュン、石田法嗣、パク・ソヒ、米村亮太朗、村上淳 ほか

東京藝術大学と韓国国立映画アカデミーの合作。韓国人カメラマン・ペファンは日本滞在中に男娼のリュウをモデルとして見出すも、過酷な運命が二人を待っていた…。
フィルムノワールの空気感を持たせつつ、カメラマンと男娼の関係性の変化を繊細に描いた作品。

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「寝ても覚めても」©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINEMAS、「うたうひと」© silent voice、
「ドライブ・マイ・カー」<PG-12>©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会、「偶然と想像」<PG-12>©︎ 2021 NEOPA / Fictive、
「天国はまだ遠い」©2015 KWCP、「永遠に君を愛す」©2009 竹澤平八郎、
「親密さ」©ENBUゼミナール、「ハッピーアワー」©2015 KWCP、「不気味なものの肌に触れる」©LOAD SHOW, fictive、
「PASSION」©東京藝術大学大学院映像研究科、「THE DEPTHS」©東京芸術大学大学院映像研究科&韓国国立映画アカデミー