3ヶ月連続企画 最高画質で甦る監督・山中貞雄の世界

サイレント時代からトーキー初期にかけ彗星の如く現れ、天才の名をほしいままにした映画監督・山中貞雄。

1938年、戦地で病に倒れた山中が、その28年という短い生涯の中で産み落とした作品は共同監督を含め実に26本に及ぶが、その多くは消失、もしくは焼失。今日まとまった形で遺っているのは僅か3作品に過ぎない。しかし、燦然と輝くその3作は公開から80年経ったいまでも衰えることなく人々の心を捉え続け、山中貞雄の名は映画史に深く刻まれている。

日本映画専門チャンネルでは、3ヶ月にわたり現存する3本の長編を、4Kデジタルリマスターを施した最高画質でテレビ初放送。
現代の技術で美しく甦った弩級の名作たちを、どうぞお楽しみください。

■8月放送作品
「丹下左膳餘話 百萬両の壺」<4Kデジタル復元・最長版>(1935年)※TV初

■9月放送作品
「河内山宗俊」<4Kデジタル復元版>(1936年)※TV初

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人情紙風船<4Kデジタル修復版> ※2Kダウンコンバートにて放送
放送日:7月4日、7月8日、7月23日
1937年・モノクロ    原作:河竹黙阿弥   監督:山中貞雄    脚本:三村伸太郎   
出演:河原崎長十郎/中村翫右衛門/霧立のぼる  

江戸深川の長屋を舞台にそこに暮らす人間がやがて破滅に向かう様を描いた、山中貞雄監督の遺作となった時代劇。河竹黙阿弥の歌舞伎『髪結新三』を三村伸太郎が脚色。この作品を撮り終えた山中貞雄は出征し、戦争により短い生涯に幕を閉じた。江戸時代。貧乏長屋に住む髪結いの新三は、同じ長屋に住む浪人が首吊り自殺したのを良いことに、通夜をやるからと大家から酒をせしめ、住民仲間とただ酒を飲んで馬鹿騒ぎを行うような男だ。彼は賭場を巡るトラブルから借金を抱えており、質屋の店主の娘であるお駒を誘拐し、長屋に連れ込んでしまう。

「人情紙風船<4Kデジタル修復版> ※2Kダウンコンバートにて放送」(C)1937 東宝