新劇草創期の実在の女優・松井須磨子と文芸協会の主宰者・島村抱月との恋愛事件を題材とした作品。
あらすじ
溝口健二の「女優須磨子の恋」などでも知られる、新劇草創期の実在の女優・松井須磨子と文芸協会の主宰者・島村抱月との恋愛事件を題材とした作品。愛し合いながらも社会に強く批判され、はかなく死を迎える須磨子を山田五十鈴が熱演した。「地獄門」の衣笠貞之助監督の戦後第3作目。明治後半の東京。島村(土方与志)らが主宰する文芸協会の熱心な研究生だった正子(山田五十鈴)は、松井須磨子の名で主演した『人形の家』で脚光を浴びるが、島村に尊敬の念以上の恋心を募らせ、演劇界を揺るがす事態に発展する。戦後間もない東宝争議の只中だった製作当時の空気と、作品の舞台となる新劇草創期の熱気がリンクし、新時代を予感させるパワフルな作品。
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