濱口竜介と草野なつか 『悪は存在しない』+『王国(あるいはその家について)』TV初放送

第80回ヴェネチア国際映画祭にて銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞した濱口竜介監督作品『悪は存在しない』と、英ガーディアン紙・英国映画協会<BFI>による年間ベスト作品に選出され、世界の評論家を騒然とさせた草野なつか監督作品『王国(あるいはその家について)』。世界的評価の高い2本の傑作が、ついに日本映画専門チャンネルに登場。

11月6日(木)よる9時スタート

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悪は存在しない
放送日:11月2日、11月6日、11月30日
2024年・カラー    監督:濱口竜介   脚本:濱口竜介  
出演:大美賀均/西川玲/小坂竜士/渋谷采郁  

注目の濱口竜介監督が、自然豊かな土地を揺るがす開発計画の顛末を追う群像劇。絶賛された「ドライブ・マイ・カー」の音楽・石橋英子とのコラボ企画で生まれ、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞に輝いた話題作。長野県水挽町の自然の恩恵を受け、一人娘の花(西川玲)と慎ましく暮らす巧(大美賀均)だったが、コロナ禍のあおりを受けた芸能事務所主導による、環境や水源に悪影響を及ぼしかねないグランピング場開発計画が浮上し、地域住民に衝撃が走る。

悪は存在しない(C)2023 NEOPA / Fictive
王国(あるいはその家について)
放送日:11月6日、11月14日
2023年・カラー    監督:草野なつか   脚本:高橋知由  
出演: 澁谷麻美/笠島智/足立智充/龍健太  

長編映画デビュー作「螺旋銀河」が第11回SKIPシティDシネマ映画祭にてSKIPシティアワードと観客賞をダブル受賞した草野なつか監督の長編第2作。出版社の仕事を休職中の亜希(澁谷麻美)は実家へ数日間帰省することになり、小学校から大学までをともに過ごした幼なじみの野土香(笠島智)の新居を訪れる。大学の先輩だった直人(足立智充)と結婚して子どもを産んだ野土香は、実家近くに建てた新居に暮らしていた。その家は温度と湿度が心地よく保たれていて、まるで世間から隔離されているようだと亜希は感じる。最初は人見知りをしていた野土香の娘・穂乃香は、亜希が遊びの相手をしているうちに彼女に懐いた。一方、野土香からはとても疲れているような印象を受けた。数日後、東京の自宅に戻った亜希は、ある衝撃的な内容の手紙をしたためる。

王国(あるいはその家について)(C)2018『王国(あるいはその家について)』(撮影:黑田菜月)