特集・加藤拓也の演劇と映画

若くして数々の賞を受賞し、注目を集めている気鋭の劇作家・加藤拓也。
その才能は演劇の枠を超え、映画やドラマへと活動の幅を広げており、11月20日には、自身の監督した長編第3作 『日曜のあと』 が公開される。
チャンネルでは、加藤拓也が演出・脚本を務めた舞台作品と監督作を特集。

11月16日(月)・17日(火) よる8時30分

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ほつれる
放送日:11月17日、11月27日
2023年・カラー    監督: 加藤拓也   脚本: 加藤拓也  
出演:門脇麦/田村健太郎/染谷将太/黒木華/古舘寛治/安藤聖/佐藤ケイ/金子岳憲/秋元龍太朗/安川まり  

亡き愛人と何かと心がすれ違う夫との間で揺れ動く、人妻の心模様を描く。劇団〈た組〉を主宰し、若手にして演劇界の注目株・加藤拓也の長篇監督映画第2作で、自身の戯曲に映画的アプローチを試みた意欲作。夫・文則(田村健太郎)との冷めた夫婦仲に虚しさを覚える綿子(門脇麦)は、友人の紹介で知り合った木村(染谷将太)と密会を重ねていたが、デート直後に木村が交通事故で亡くなり、ショックを引きずりつつ自身の過去や現実と対峙していく。

ほつれる(C)2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINEMAS
らんぼうものめ
放送日:11月16日、11月24日
2024年・カラー    監督:演出:加藤拓也   脚本:作:加藤拓也  
出演:鞘師里保/安藤聖/金子岳憲/秋元龍太朗/近藤隼/中山求一郎/高田静流  

ちょっぴり乱暴な男の子の、風変わりだが忘れられない冒険を描くファンタジー。KAAT神奈川芸術劇場のキッズ・プログラムに初参加の加藤拓也が新境地を開き、進境著しい鞘師里保が8歳の少年役に挑む注目作。家の都合で田舎に移住し、忙しそうな両親に不満げな小学生の薫平(鞘師里保)は、散歩の途中で連れ去られた母・由梨(安藤聖)の声をたどり見つけた井戸に思い切って入ると、今までと一見同じだが様々な神が祭りを行う異世界に迷い込む。

らんぼうものめ撮影:宮川舞子
た組「ドードーが落下する 改訂版」
放送日:11月16日、11月26日
2025年・カラー    監督:演出:加藤拓也   脚本:作:加藤拓也  
出演:平原テツ/金子岳憲/鈴木勝大/秋元龍太朗/今井隆文/鈴木勝大/中山求一郎/秋乃ゆに/安川まり/諫早幸作  

芸人として活動する夏目は妻の家族からは相手にされていないが、相方の賢や友人達からは面白いと評価されている。ある日、夏目は自分だけに聞こえる声に気が付く。しばらくの間、声に従った夏目は病院で一人になってしまう。

た組「ドードーが落下する 改訂版」(C)迫村慎
ここが海
放送日:11月16日、11月30日
2025年・カラー    監督:演出:加藤拓也   脚本:作:加藤拓也  
出演:橋本淳/黒木華/中田青渚  

気鋭劇作家の加藤拓也が、ある夫婦の顛末を通し性の多様性を探求する意欲作。高評を得た『もはやしずか』でも加藤と組んだ橋本淳と黒木華が、夫婦の関係性の変化を繊細に演じた。岳人(橋本淳)と友理(黒木華)は共に仕事をしながら、娘・真琴(中田青渚)を連れて日本各地のホテルやロッジ等を転々としながら暮らしている。ホテルに長期滞在中のある日、友理の誕生日を祝う為にレストランを予約していた岳人は、性別を変更しようと思っていると友理から告げられる。

ここが海撮影:田中亜紀
た組「景色のよい観光地」
放送日:11月17日、11月25日
2026年・カラー    監督:演出:加藤拓也   脚本:作:加藤拓也  
出演:平原テツ 田村健太郎 / 安達祐実 / 宮﨑秋人 呉静依(Wu Jing)  

劇団た組を主宰し数々の賞に輝く加藤拓也が、人間の本質を鋭くえぐる不条理劇。今後の演劇界を担う加藤が、AIも巧みに使い不穏でリアルな世界観を構築した、示唆に富む力作。山中の観光地で茶屋を営む隆治(平原テツ)は、共同経営者で毒を含む食材を旨く調理する健介(田村健太郎 )の腕に惚れ込んでいたが、旅館で働く前野(安達祐実)とオーガニックレストランを営む宮口(宮﨑秋人)が来店し毒キノコのソテーの味に感動したことで、事態は思わぬ方向に。

た組「景色のよい観光地」(C)Kris Kang