文豪・夏目漱石の名作『こゝろ』から
着想を得た、美しくも儚い短編ドラマ。
「走れ、絶望に追いつかれない速さで」
「わかっていても the shapes of love」の
中川龍太郎監督が、
今をときめく人気俳優・草川拓弥×樋口幸平の
W主演でお届けする、令和の『こころ』──。
駆け出しの小説家である「私」(草川拓弥)が、
妻である「彼女」(夏子)と出会ったのは、
今から10年前、大学最後の夏だった。
私は彼女を、唯一の親友であった
「彼」(樋口幸平)に引き合わせる。
そのうちに3人は心のうち解け合った仲間になった。
その一方で金銭的な問題から彼と同棲をしていた私は、
次第に彼の心の奥にある本当の彼を知ることとなり、
3人の心情は徐々に変化していく。
「こころ」の内を知ってしまった私たちの現在とは......。
12月放送予定
アーティストグループ「超特急」に所属しながら、俳優としても数々の話題に出演するなど多方面での活躍が目覚ましい草川拓弥。
W主演を務めるオリジナルショートドラマ「こころ」の放送に合わせて、「みなと商事コインランドリー」ほか出演作を2ヶ月にわたり特集放送!
フレッシュな存在感と役柄を幅広く演じ分ける確かな演技力で、若手俳優の中でも一際存在感を放つ樋口幸平。
W主演を務めるオリジナルショートドラマ「こころ」の放送に合わせて、出演作を2ヶ月にわたり特集放送!
「こころ」は、演じるシーンが多くはなかったので、限られた場面で全力を出し切らないと、夏目漱石の『こゝろ』の世界観は伝わらないなと思いました。
本作では、中川(龍太郎)監督とセッションしながら創ることができたのが印象的です。
「私」を演じるにあたって、樋口(幸平)さんとは、人としても役としてもぶつかることができました。
本作のタイトルでもある"こころ"。向き合いたいけど向き合えない。寄り添いたいけど寄り添えない。とても人間らしい作品です。この作品が、視聴者の皆さんのこころにどのような影響を与えるかがとても楽しみです。
ぜひたくさんの人に、こころに、観てほしいです。
「こころ」の台本を読んだとき、「彼」の気持ちを一番理解してあげたいと思いましたし、一人の俳優として何か掴める作品だと思いました。
「彼」の中で、(草川)拓弥君演じる「私」がどれほど大きいものだったのだろうと考えれば考えるほど、美しく、苦しくなりました。全力で向き合ってくださった拓弥君には本当に感謝しています。
中川(龍太郎)監督は、僕たちが演じる役をその空間に存在させるために、全力を尽くしてくださいました。
こころを大切にする雰囲気がチームに充満していた素敵な現場でした。
今の自分の全てを出し切った作品になったと思います。 とにかく役に向き合い続けました。懸けました。本当に観てほしいです。
学生時代から愛読していた夏目漱石の『こゝろ』にインスパイアされた物語を作れるということは、文学を愛する者として、恐怖でもあったのですが、挑戦し甲斐もありました。
自分の原点である「走れ、絶望に追いつかれない速さで」とも通底するモチーフでもあり、自分にとって特別な思い入れのある作品になったと感じています。
草川(拓弥)さんは青い炎、樋口(幸平)さんは赤い炎。
本当に二人と心の奥深い部分から繋がり、語り合い、涙を流しながら、一緒に作品を生み出しました。
彼らの情熱は凄まじく、これからも仕事を共にしたいと思いました。