蔵出し名画座

専門チャンネルの名にかけて。数々の名作を生み出してきた名匠たちのフィルモグラフィーの中で、観る機会が限られてきた秀作を毎月1本ずつ発掘し放送。映画本編前には、映画評論家・佐藤忠男による解説をあわせて放送。

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地獄の波止場
放送日:7月14日、7月17日
1956年・カラー    原作:陶山鉄   監督:小杉勇   脚本:浅野辰雄  
出演:三橋達也/小杉勇/北林谷栄/木室郁子/安部徹/隅田恵子/深見泰三  

霧が立ち込める製鉄所付近の波止場を舞台に繰り広げられる、大金の争奪戦。監督としても手腕を発揮する名優・小杉勇が主演兼メガホンをとり、細やかなディテール描写を重ねることで、実直な老人の揺れ動く心情をリアルに映す力作。定年間近の機関士の万造(小杉勇)は、助手の信介(三橋達也)の居ぬ間に、岸壁で二人が撃ち合い倒れるのを目撃し、現場から大金の詰まった鞄を出来心で持ち去るが、同時期に組合の金庫から3百万が紛失する事件が起こる。

「地獄の波止場」(C)日活
戦争を知らない子供たち
放送日:8月11日、8月21日
1973年・カラー    原作:(原案)北山修    監督:松本正志   脚本:大和屋竺、藤田敏八、松本正志、古俣則男   
出演: 島村美輝 、酒井和歌子、加藤小夜子、沢井正延、原保美   

戦後生まれの、戦争を知らない乾いた世代の哀愁を唄った1970年代を代表するフォークソング、ジローズの「戦争を知らない子供たち」(作詞:北山修、作曲:杉田二郎)を主題歌とした、北山修原案による青春映画。高校の教室内でキスをしていたことで停学処分となった麗子(加藤小夜子)と博(沢井正延)。麗子は処分撤回を要求するデモをしようとするが、他の生徒は無関心で、集ったのは友人の一郎(島村美輝)、博と二条先生(酒井和歌子)だけだった。一郎、博、麗子は東北の片田舎まであてのない旅に出る。チューリップの挿入歌「どこまでも どこまでも」(北山修作詞、加藤和彦・西岡たかし作曲)の演奏シーンが収められている。

「戦争を知らない子供たち」(C)1973 東宝