世界的な音楽家・小澤征爾さんが昨年の2月に亡くなりました。
1935年9月1日、中国のシャンヤン(旧奉天)に生まれ、幼いころからピアノを学び、成城学園中学校を経て桐朋学園で齋藤秀雄氏に師事。その後、アメリカの交響楽団の指揮者・音楽監督などを務め、2002年には東洋人初のウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任するなど、世界的な音楽家として活躍。
日本では「オーケストラがやって来た」の出演や、恩師を偲び、芸術的念願であった国際的音楽祭“サイトウ・キネン・フェスティバル松本”を立上げるなど、その生涯を音楽に捧げました。
そんな世界的に敬愛される小澤征爾さんの生誕90年を記念し、盟友・山本直純氏とともに情熱を注いだ伝説の音楽番組「オーケストラがやって来た」をセレクション放送いたします。
9月1日(月)よる9時スタート
毎週月曜日に2本ずつオンエア
出演:司会:山本直純、うつみ宮土理 出演:小澤征爾、新日本フィルハーモニー交響楽団
山本直純と小澤征爾がワルツの変遷を演奏とともにわかりやすく解説。ワルツの元祖ともいえる器楽的なモーツァルト「6つの舞曲」から、ウィンナワルツの名曲「美しき青きドナウ」、ラベル作曲「ラ・ヴァルス」を演奏します。
出演:司会:山本直純、アグネス・チャン出演:小澤征爾、新日本フィルハーモニー交響楽団、堤剛
直純さん、小澤さんとチェリストの堤剛も加え、齋藤秀雄の門下生3人で思い出話に花が咲く。堤さんがヴァイオリンの早弾き技巧曲をチェロで演奏します。サン=サーンスの「白鳥」、「チェロ協奏曲一番」、「序奏とロンド・カプリチオーソ」を演奏します。
出演:司会:山本直純、マリ・クリスチーヌ 出演:小澤征爾、新日本フィルハーモニー交響楽団、瀬戸瑤子(瀬戸瑶子)
「チャイコフスキー交響曲第四番」から、弓を使わずに指で弦をはじいて音を出す弦楽器の奏法“ピチカート”を学びます。第3楽章、第4楽章をぜいたくにたっぷり演奏します。
出演:司会:山本直純、マリ・クリスチーヌ出演:小澤征爾、森進一、新日本フィルハーモニー交響楽団
当時30歳の森進一が登場!小澤さんが指揮するオーケストラで歌う「襟裳岬」は圧巻!直純さん編曲の「赤とんぼ」「花と蝶ダニー・ボーイ」もオーケストラとともに大迫力で歌い上げます。
出演:司会:山本直純、アグネス・チャン出演:小澤征爾、新日本フィルハーモニー交響楽団、森の木児童合唱団、合唱団「城の音」、グループ「あ」、崎元譲
山本直純編曲の童謡「七つの子」を小澤征爾の指揮で森の木児童合唱団と合唱します。小澤さんが子どもたちを指導。みるみる進歩する子供たちが素晴らしいです。
出演:司会:山本直純、マリ・クリスチーヌ 出演:小澤征爾、新日本フィルハーモニー交響楽団
バッハの「シャコンヌ」を山本直純、小澤征爾の師匠・齋藤秀雄の編曲、小澤征爾の指揮で演奏します。ヴァイオリンの曲「シャコンヌ」のオーケストレーションをユーモアを織り交ぜわかりやすく解説します。
出演:司会:山本直純、うつみ宮土理 出演:小澤征爾、新日本フィルハーモニー交響楽団
ご存じ、童謡「赤とんぼ」を山本直純と小澤征爾の手で豊かで抒情的なオーケストラに仕上げていきます。パートに分解して構成していく過程を二人が解説。美しい混声合唱と観客も参加しての最終合奏をお楽しみください。
出演:司会:石井真木、島田祐子出演:小澤征爾、新日本フィルハーモニー交響楽団
山本直純がお休みで、小澤征爾とも旧友の作曲家・石井真木とソプラノ歌手の島田祐子が司会者で登場。小澤さんはベートーベンの交響曲7番の魅力を解説。ベートーベンらしさも紐解きます。交響曲第7番から第4楽章をたっぷりお聞かせします。
出演:司会:山本直純、マリ・クリスチーヌ出演:小澤征爾、新日本フィルハーモニー交響楽団、志村拓生、瀬戸瑤子(瀬戸瑶子)
放送同年に亡くなったレオポルド・ストコフスキーのオーケストレーションの魅力を山本直純・小澤征爾が敬愛を込めて解説。型破りで革新的だった「音の魔術師」ストコフスキーの編曲術を巨大楽譜や演奏を交えてわかりやすく説明します。
出演:司会:山本直純出演:小澤征爾、新日本フィルハーモニー交響楽団、曽我栄子(曽我榮子)、荘智世恵(莊智世惠)、鈴木寛一、高橋修一
会場の観客全員で、ベートーベンの交響曲第9番から「歓喜の歌」を大合唱!小澤さんの指導で、オーケストラも観客も次第に熱を帯びていき、最後は大迫力の本番を迎えます!