8.15終戦の日 未来に伝える 太平洋戦争の記憶

今年も、日本映画専門チャンネルでは8月、太平洋戦争を描いた様々な年代の作品を放送します。

国策映画として戦時中に作られたものや、1970年代に特攻隊の在り方を振り返ったもの、そして、戦後70年以上の月日を経て作られたもの―
いずれの作品にも、それぞれの時代の作り手たちの戦争への記憶や思いが込められているはずです。

戦争の悲劇を二度と繰り返さないために。
戦争の記憶を風化させないために。

映画を通じて、過去の歴史を振り返り、平和の大切さを考える日であってほしいと願います。

8月15日(火)午後5時より一挙放送

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あゝ決戦航空隊<4Kデジタルリマスター版> ※2Kダウンコンバートにて放送
放送日:8月13日、8月15日、8月20日、8月25日、8月31日
1974年・カラー    原作:草柳大蔵   監督:山下耕作   脚本:笠原和夫/野上龍雄  
出演:鶴田浩二/菅原文太/小林旭/渡瀬恒彦/北大路欣也  

太平洋戦争を舞台に、特攻作戦の創始者・大西瀧治郎中将の生涯と特攻隊の真実に迫る一大実録戦争巨篇。草柳大蔵『特攻の思想』を原作に、ベテランの山下耕作監督のもと任侠映画でもおなじみの東映のオールスターキャストが集結し、重厚な人間ドラマが展開される。昭和19年7月のサイパン陥落を機に、日本軍に敗戦ムードが強まり本土決戦も時間の問題となる中で、第一航空艦隊司令長官に任命された大西中将(鶴田)は苦悩の末に、大切な部下を死の運命にさらす特攻の編成を命じることになった。

「あゝ決戦航空隊<4Kデジタルリマスター版> ※2Kダウンコンバートにて放送」(C)東映
ハワイ・マレー沖海戦<4Kデジタルリマスター版> ※2Kダウンコンバートにて放送
放送日:8月15日、8月23日、8月29日、9月7日
1942年・モノクロ    監督:山本嘉次郎   脚本:山本嘉次郎、山崎謙太  
出演:黒川弥太郎、原節子、伊東薫、中村彰、藤田進、進藤英太郎、大河内傳次郎  

太平洋戦争時、真珠湾とマレー半島沖の奇襲攻撃の大戦果を受けて製作された開戦1周年記念映画。終戦後、米軍が実写と間違えたという円谷英二らによる見事な特撮シーンと合わせ、零戦二一型など実際の戦闘機や攻撃機が登場する。昭和11年、友田義一(伊東薫)は、海軍航空予科練習部に入る。山下分隊長(藤田進)のもと、厳しい訓練に耐える義一。やがて、出撃した彼の前に不沈の巨大艦・プリンス・オブ・ウェールズが静かに姿を現した…。実際に予科練で撮影された兵士達の訓練シーンなど貴重な映像が収められている。1942年度キネマ旬報ベスト・テン第1位 

「ハワイ・マレー沖海戦<4Kデジタルリマスター版> ※2Kダウンコンバートにて放送」(C)1942 東宝
加藤隼戦闘隊<4Kデジタルリマスター版> ※2Kダウンコンバートにて放送
放送日:8月15日、8月21日、9月14日
1944年・モノクロ    監督:山本嘉次郎   脚本:山本嘉次郎、山崎謙太  
出演:藤田進、中村彰、志村喬、黒川弥太郎、灰田勝彦、大河内傳次郎  

新鋭戦闘機「隼」を乗りこなし、第二次大戦で活躍した加藤建夫の伝記映画。イギリス空軍の戦闘機スピット・ファイアーなどを実際に使った空中戦も見どころで、特技監督は円谷英二が担当している。昭和16年12月初旬、フコク島へ進駐した加藤部隊長(藤田進)率いる部隊は、西へと航行する大船団を空から援護をするよう命じられるが…。

「加藤隼戦闘隊<4Kデジタルリマスター版> ※2Kダウンコンバートにて放送」(C)1944 東宝
この世界の(さらにいくつもの)片隅に
放送日:8月6日、8月15日、8月24日、9月1日、9月10日、9月29日
2019年・カラー    原作:こうの史代   監督:片渕須直   脚本:片渕須直  
出演:(声)のん/細谷佳正/稲葉菜月/尾身美詞/小野大輔/潘めぐみ  

世代を越えた熱い支持を集めて社会現象を巻き起こした「この世界の片隅に」に、約30分におよぶ新たなシーンを追加して語り直した新訂版。すずと遊郭で働く同年代の女性リンとの交流を中心に、すずの周りに暮らす人々の人生をより深く掘り下げて描き出す。声の出演はのん、岩井七世、細谷佳正ら前作のキャストに加え、花澤香菜が新たに参加。

「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」(C) 2019こうの史代・コアミックス /「この世界の片隅に」製作委員会