2023年、米農家を営みながら製作した「侍タイムスリッパー」は、全国300館以上で上映され、自主制作映画として異例の大ヒットを記録。
チャンネルでは、日本映画界を席巻している安田淳一監督作品を特集。「侍タイムスリッパー」をはじめ、「拳銃と目玉焼」と「ごはん」も放送。
さらに、「拳銃と目玉焼」と「ごはん」は本編の放送前に、作品を振り返る安田淳一監督自身のコメントを併せてお送りします。
一つ一つに監督の情熱がこもった作品をぜひお楽しみください。
9月18日(木)よる6時30分スタート
出演:山口馬木也/冨家ノリマサ/沙倉ゆうの/峰 蘭太郎/庄野﨑謙/紅 萬子
――幕末の侍が時代劇撮影所にタイムスリップ!?時は幕末、京の夜。会津藩士高坂新左衛門は暗闇に身を潜めていた。「長州藩士を討て」と家老じきじきの密命である。名乗り合い両者が刃を交えた刹那、落雷が轟いた。やがて眼を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所。新左衛門は行く先々で騒ぎを起こしながら、守ろうとした江戸幕府がとうの昔に滅んだと知り愕然となる。一度は死を覚悟したものの心優しい人々に助けられ、少しずつ元気を取り戻していく。やがて「我が身を立てられるのはこれのみ」と刀を握り締め、新左衛門は磨き上げた剣の腕だけを頼りに「斬られ役」として生きていくため撮影所の門を叩くのであった。
出演:沙倉ゆうの/源八/井上肇/福本清三/紅壱子
亡き父の意思を継ぎ、米作りに挑むことになった若い女性の奮闘を描く人間ドラマ。京都の実家が米作り農家の安田淳一監督が、米農家の複雑な現状を背景に自身の思いを託した、今観るべき注目作。東京で派遣社員として働くヒカリ(沙倉ゆうの)は、京都で米作りに励む父(井上肇)が亡くなり帰郷するが、高齢で働けなくなった近隣の水田も父が一手に請け負っていたと知り、経験豊富な西山(福本清三)らに支えられ、根気の要る農作業を通し父の思いに触れていく。
※本編前に安田淳一監督インタビューをお送りします
出演:小野孝弘/沙倉ゆうの/矢口恭平/田中弘史/紅萬子
不器用だが一途な“中年の星”の奮闘を活写する、人情味豊かなヒーロー映画。「侍タイムスリッパー」の安田淳一監督が、映画監督の夢を叶えるべく一念発起し、一人何役もこなし完成させた渾身の初長編作。プラモ作りが趣味の新聞配達員の志朗(小野孝弘)は、オヤジ狩りに遭う工場の社長(田中弘史)を偶然救ったのを機に、街の英雄として注目を浴びる。常連の喫茶店の店員・ユキ(沙倉ゆうの)に好意を寄せる志朗は、彼女を守れるヒーローを志し鍛錬に励む。
※本編前に安田淳一監督インタビューをお送りします