「陽はまた昇る」「半落ち」などで知られる映画監督の佐々部清さんが3月31日に亡くなられました。62歳でした。

山口県下関市出身。横浜放送映画専門学院（現日本映画大学）を卒業後、

「鉄道員（ぽっぽや）」（1999）「ホタル」（2001）などでフリーの助監督を経て、2002年に西田敏行・渡辺謙共演の「陽はまた昇る」で監督デビュー。

2004年に横山秀夫原作・寺尾聰主演の「半落ち」がヒットし、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞しました。

「チルソクの夏」（2003）や「八重子のハミング」（2016）など、出身の山口県を舞台にした作品も手がけてきました。

監督作は他に、「カーテンコール」（2004）「出口のない海」（2006）「夕凪の街　桜の国」（2007）「日輪の遺産」（2010）「ツレがうつになりまして。」（2011）など。

近年は「ミッドナイト・ジャーナル 消えた誘拐犯を追え！七年目の真実」（2018）「約束のステージ～時を駆けるふたりの歌～」（2019）といったドラマも手がけていました。

今秋公開予定の「大綱引の恋」（三浦貴大主演）が遺作となります。

謹んでご冥福をお祈り致します。

日本映画専門チャンネルでは、佐々部清監督の下記作品を放送いたします。

「陽はまた昇る」 4/14（火）19：40～