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2021.07.14 | 【訃報】映画撮影監督の前田米造さんが亡くなられました。(享年85) |
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「マルサの女」などの伊丹十三監督作品や、森田芳光監督「家族ゲーム」など、
日本映画史に残る多くの名作で知られる撮影監督の前田米造さんが7月6日に亡くなられました。85歳でした。
1954年に撮影助手として日活撮影所に入社し、1972年「たそがれの情事」(西村昭五郎監督)でカメラマンとしてデビュー。
「赫い髪の女」(1979・神代辰巳監督)、「キャバレー日記」(1982・根岸吉太郎監督)などロマンポルノ作品を数多く手掛けました。
1982年にフリーとなって以降、さまざまな監督とコンビを組み、とくに「家族ゲーム」(1983)「ときめきに死す」(1984)など森田芳光監督作品や、
「お葬式」(1984)「マルサの女」(1987)「スーパーの女」(1996)など伊丹十三監督作品を数多く手掛けました。
ほかの主な作品に「天と地と」(1990・角川春樹監督)、「ピストルオペラ」(2001・鈴木清順監督)、「蒼き狼 地果て海尽きるまで」(2006・澤井信一郎監督)など。
1986年「それから」(森田芳光監督)で日本アカデミー賞最優秀撮影賞、毎日映画コンクール撮影賞受賞。2007年に旭日小綬章受章。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
日本映画専門チャンネルでは前田米造撮影監督の作品を放送いたします。
「ときめきに死す」 9/13(月)よる11:30~(予定)