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2022.11.28 【訃報】映画監督の崔洋一さんが亡くなられました。

「月はどっちに出ている」「血と骨」などで知られる映画監督の崔洋一さんが11月27日亡くなられました。73歳でした。

1949年、長野県佐久市で在日コリアンの父親と日本人の母親の間に生まれた崔さんは、
東京綜合写真専門学校中退後、照明助手として映画界に入り、「愛のコリーダ」(1976・大島渚監督)、「最も危険な遊戯」(1978・村川透監督)で助監督を務め、
1983年に「十階のモスキート」で映画監督デビュー。

1993年には、タクシーの運転手を務める在日コリアンの男性を中心に
在日外国人、ヤクザなど様々な人々の人生を描いた映画「月はどっちに出ている」で、
日本アカデミー賞、毎日映画コンクール日本映画大賞など、国内の名だたる映画賞を総なめにして一躍脚光を浴びました。

また、同じく在日コリアンの物語をリアルに描いたビートたけしさん主演「血と骨」(2004)は、
日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞するなど高く評価されました。

他の監督作に、「マークスの山」(1995)、「豚の報い」(1999)、「刑務所の中」(2002)、「クイール」(2004)、「カムイ外伝」(2009)など。

親交が深かった松田優作に鋭く迫った2020年のドキュメンタリー映画「優作について私が知っている二、三の事柄」が遺作となりました。

2004年から今年まで日本映画監督協会理事長を18年にわたり務め、
『午後は〇〇おもいッきりテレビ』『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系列)ではコメンテーターとしても親しまれました。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

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