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2022.12.09 【訃報】映画監督の吉田喜重さんが亡くなられました。

「秋津温泉」「エロス+虐殺」「鏡の女たち」などの映画監督、吉田喜重さんが12月8日亡くなりました。89歳でした。

福井市出身。東京大学卒業後の1955年に松竹入社、大船撮影所で小津安二郎、木下惠介監督らの助監督をつとめ、1960年「ろくでなし」で監督デビュー。
1962年「秋津温泉」で主演を務めた岡田茉莉子さんと2年後の1964年に結婚。
反権威的で奔放な作風で同じ松竹の大島渚、篠田正浩両監督らとともに「松竹ヌーベルバーグ」と称されました。
1964年「日本脱出」の編集を巡って松竹と対立し退社し、1966年に独立プロ「現代映画社」を設立。
「情炎」(67年)、「さらば夏の光」(68年)、「エロス+虐殺」(1970)、「煉獄エロイカ」(1970)、「戒厳令」(1973)など、意欲作を次々と発表しました。

この後、一時的に映画界を離れ、13年ぶりに映画監督として復帰した「人間の約束」(1986)がサンセバスチャン国際映画祭国際批評家賞、芸術選奨文部大臣賞受賞。
1988年「嵐が丘」がカンヌ国際映画祭コンペティション部門へ出品。
2002年、広島の原爆の記憶をテーマに描いた「鏡の女たち」(岡田茉莉子主演)がカンヌ国際映画祭特別招待作品として上映され、2003年にフランス政府より芸術文化勲章オフィシエ章を受章。
2008年「ウェルカム・トゥ・サンパウロ」と題するドキュメンタリーのオムニバス映画に参加し、「ウェイトレス」と題した短篇を制作しました。

謹んでご冥福をお祈り致します。

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