生誕100年 鶴田浩二

昭和を代表する映画スタア・鶴田浩二。
1963年の『人生劇場 飛車角』で、東映任俠路線を切り拓き、高倉健と並んで「任俠」のイメージを決定づけたその男。
激情を胸に秘めながらも人情味溢れるその佇まい、義理を果たし修羅の場から去っていくその後ろ姿に、人々は男の色気と美学をみつけ、熱狂してきた。
日本映画専門チャンネルでは、生誕100年の節目の年に鶴田浩二の主演作を2ヶ月連続で特集放送。
美しく甦り、美しく輝き、美しく散っていく鶴田浩二が演じてきた男たちの雄姿を、是非お見逃しなく。

1月17日(金)よる9時ほか

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博徒対テキ屋
放送日:1月17日、1月24日、2月8日
1964年・カラー    監督:小沢茂弘   脚本:村尾昭/小沢茂弘  
出演:鶴田浩二、松方弘樹、大木実、島倉千代子、藤純子、近衛十四郎、丹波哲郎、片岡千恵蔵  

昭和4年、デパート進出を図る資本家とテキ屋が対立する中、浅草のテキ屋・菊家4代目・政吉(片岡千恵蔵)の息子・竜太郎(鶴田浩二)は、自身の出生の秘密に動揺し諍いを起こして留置所に入るが、出所の際に弟・勝男(松方弘樹)の家出を知り、一家のため奔走する。

博徒対テキ屋(C)東映
あゝ同期の桜
放送日:1月17日、1月24日、2月9日
1967年・モノクロ    原作:海軍飛行予備学生14期会編「あゝ同期の桜」より   監督:中島貞夫    脚本:須崎勝弥/中島貞夫  
出演:鶴田浩二、松方弘樹、夏八木勲、千葉真一、佐久間良子、藤純子、天知茂、高倉健  

ベストセラーとなった海軍飛行予備学生の手記「あゝ同期の桜 かえらざる青春の手記」を基に、豪華キャストで映画化。刹那的な生の在りようを情感豊かに描いてきた中島貞夫監督が、特攻隊として散った若者たち個々の生命の輝きをリアルに映す、痛切な反戦映画。昭和18年、学業半ばで海軍二等兵として舞鶴海兵団に入団した白鳥(松方弘樹)は、同期の半沢(千葉真一)らと厳しい訓練を重ねる中で、かけがえのない友情を育んでいくが、日本軍の敗色が濃厚になった昭和20年4月、決死の特攻作戦に身を投じる。鶴田浩二は特攻作戦の指揮官、陣之内大尉に扮する。

あゝ同期の桜(C)東映