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8.15 終戦記念日特集 いま、平和への想いを込めて「この世界の片隅に」東海テレビ制作『戦後70年樹木希林ドキュメンタリーの旅「いくさのかけら」』※CH初 ほか

戦争をテーマとした映画・アニメ・ドキュメンタリーを終戦記念日である8月15日に特集放送。

この世界の片隅に
放送日:8月15日、8月21日、8月26日
2016年・映画・カラー    原作:こうの史代   監督:片渕須直   脚本:片渕須直  
出演:(声)のん/細谷佳正/稲葉菜月/尾身美詞/小野大輔/潘めぐみ/岩井七世  

太平洋戦争末期の広島を舞台にした、こうの史代の同名漫画を映画化。絵を描くのが好きな18歳のすずに縁談がやってきた。相手は海軍勤務の周作。良いも悪いもわからないまま、1944年(昭和19年)2月、すずは軍港として栄える街・呉へとお嫁にいく。夫の両親は優しいが、義姉の径子は厳しい。だが、その娘の晴美とは仲良しになる。道に迷って遊女のリンと友達になったり、幼馴染の哲が現れて複雑な思いになったり。
配給物資がだんだん減っていく中でも、すずは工夫を凝らして、毎日のくらしを積み重ねていく。そして、昭和20年の夏を迎える。
第40回日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞受賞/2016年 第90回キネマ旬報ベスト・テン (日本映画ベスト・テン第1位・日本映画監督賞・読者選出 日本映画ベスト・テン 第1位)ほか映画各賞を受賞。

「この世界の片隅に」(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
この空の花 長岡花火物語
放送日:8月15日
2012年・映画・カラー    監督:大林宣彦   脚本:長谷川孝治/大林宣彦  
出演:松雪泰子/高嶋政宏/原田夏希/猪股南/寺島咲/筧利夫/尾美としのり/草刈正雄/柄本明/富司純子  

「世界中の爆弾を花火に変えて打ち上げたら、世界から戦争がなくなるのにな―。」新潟県長岡市で毎年8月に開催される花火大会をモチーフに、いくつもの苦難を乗り越えてきた長岡市の歴史と人々が花火に託した想いを描く、渾身の「古里映画」。大林宣彦監督が、初の全編デジタル撮影で映画のさらなる可能性を切り拓き、現在と過去、虚構と現実の垣根を超え、平和への祈りを託す。
2011年夏天草の地方紙記者である玲子(松雪泰子)は、東日本大震災の際、被災者をいち早く受け入れた長岡市に取材にやって来た。しかし、彼女をこの地に引き寄せた理由はもう一つあった。それは、かつての恋人で高校教師の健一(高嶋政宏)から届いた、長岡の花火を見てほしいという手紙だった。そして玲子は行く先々で不思議な体験を重ねていく―。その体験のほとんどが実際の長岡の歴史と織り合わさっていると気づいた時、物語は過去、現在、未来へと時をまたぎ、死者と生者の境もなくなり、役者とモデルとなった人物が混在する、誰も体験したことのない大林ワンダーランドへ誘われることになる。かつて故郷の尾道でキャメラを回した大林宣彦が、新潟県長岡市を舞台に現地の人々と共に製作した古里映画であり、圧倒的な密度、情報量、スピードで描かれる、大林宣彦の映画人生の集大成的作品。

「この空の花 長岡花火物語」(C) 2011 「長岡映画」製作委員会 PSC
野のなななのか
放送日:8月15日
2014年・映画・カラー    原作:長谷川孝治   監督:大林宣彦   脚本:大林宣彦  
出演:品川徹/常盤貴子/村田雄浩/松重豊/柴山智加/山崎紘菜/窪塚俊介/寺島咲  

「人は常に誰かの代わりに生まれ、誰かの代わりに死んでゆく―。」北海道芦別市を舞台に、生と死の境界線が曖昧な「なななのか(四十九日)」に起こる家族と戦争の壮大な物語。大林宣彦監督の前作「この空の花 長岡花火物語」の姉妹編と言える作品で、今度は北海道のかつての炭鉱の町・芦別市を舞台に再び市民とともに自主製作で作り上げた大林流“古里映画”。風変わりな古物商“星降る文化堂”の老主人で元病院長の鈴木光男(品川徹)が3月11日に92歳で他界する。疎遠だった親族の面々が葬儀で久々に揃う中、謎めいた風情の信子(常盤貴子)が現れる。この生と死の境界が曖昧な“なななのか(四十九日)”の期間に姿を見せた不思議な信子の存在が、医大生だった光男のある女性をめぐる悲痛な青春が浮き彫りにされる。

「野のなななのか」(C)2014 芦別映画製作委員会/PSC
戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅『いくさのかけら』岡野弘彦
放送日:8月15日、8月22日
2015年・TV・カラー    監督:ディレクター:土方宏史  
出演:樹木希林 ゲスト:岡野弘彦  

全国の地方テレビ局が地道に語り継いできた、戦争の記録を綴るドキュメンタリー番組。女優・樹木希林が選んだドキュメンタリー番組を入口に、ゲストとともに「芸能と戦争」「戦争と言葉」などテーマを設けて対談する、東海テレビの企画『戦後70年 樹木希林 ドキュメンタリーの旅』。今回は東海テレビが2005年に制作したドキュメンタリー『いくさのかけら』を全編放送し、樹木希林が番組ゆかりの地、長野県の無言館を訪れる。そして、ゲストに歌人の岡野弘彦を迎え、番組のこと、戦争について対談していく。

『いくさのかけら』(2005年・東海テレビ放送制作)
戦後六十年の節目となる2005年。地域を歩いて見つけてきた戦争の痕跡を、「いま」と「家族」に焦点をあて、四つの物語を、一本の番組にまとめて放送する。サブタイトルは、『伝言』『和解』『約束』『慰霊』。そのうちのひとつ、『慰霊』では、終戦間際、愛知県豊川市の兵器工場が、アメリカ軍の空襲にあい、学生を含む2,500人が、犠牲となった事実を取材した。2005年、その犠牲者たちを慰霊するための、慰霊祭が行われた。慰霊祭の最後に、20年もの間、代表世話人を務めてきた老人は、「人を愛することを教えられました…」と供養塔に向かって、振り絞るような声で語りかけた。その言葉に、世話人の語られざる愛情物語があった…。

「戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅『いくさのかけら』岡野弘彦」(C)東海テレビ
戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅『村と戦争』吉岡忍
放送日:8月15日、8月23日
2015年・TV・カラー    監督:ディレクター:土方宏史  
出演:樹木希林 ゲスト:吉岡忍  

全国の地方テレビ局が地道に語り継いできた、戦争の記録を綴るドキュメンタリー番組。女優・樹木希林が選んだドキュメンタリー番組を入口に、ゲストとともに「芸能と戦争」「戦争と言葉」などテーマを設けて対談する、東海テレビの企画『戦後70年 樹木希林 ドキュメンタリーの旅』。今回は東海テレビが1995年に制作したドキュメンタリー『村と戦争』を全編放送し、樹木希林は番組ゆかりの地、東京都の靖国神社を訪れる。そして、ゲストに作家の吉岡忍を迎え番組のこと、戦争について対談していく。

『村と戦争』(1995年・東海テレビ放送制作)
1995年、岐阜県東白川村で、村の古老たちが、平和祈念館という石倉に収めるため、戦時品を収集していた。この収集活動に密着しながら、戦時品、それぞれの意味を取材し、人口3,000人の村がどのように戦争に巻き込まれ、そして、半世紀後の「今」にどのような傷跡を残したかをドキュメントする。

「戦後70年 樹木希林ドキュメンタリーの旅『村と戦争』吉岡忍」(C)東海テレビ

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